社妄想(仮) 21


(21)
「進藤……!? どうしてこんな……っ」
アキラはその光景に、言葉を詰まらせた。
ヒカルは自分の身に何が起こったのかを把握するのが精一杯で、自分が考えていたよりも
酷い惨状になっている事には気付かなかった。
地面には夥しい凌辱の痕が残っていた。
点々と付いている赤い染みも、ヒカルの血だ。
いくつかの碁石をヒカルの中に飲み込ませた後、社はそのまま己の楔をもヒカルに打ち付けた。
余りの痛みに暴れるヒカルを無理矢理押さえつけ、その猛々しい肉塊で何度も貫き、
内部に灼熱の迸りを注ぎ込んだ。
そして抵抗らしい抵抗を見せなくなったヒカルの秘門に、持っていた碁石を全て埋め込んだのだった。
アキラがカッターナイフで腕を結んでいた布を切ると、手首にはくっきりと紅い痣が残った。
アキラの中は激しい怒りで満ち満ちていたが、今は兎に角ヒカルの身が優先だった。
「進藤、立てるか?」
「……」
返事はない。
アキラがヒカルを覗き込むと、ヒカルの目には今にも溢れそうな程の涙が浮かんでいた。



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