弄ばれたい御衣黄桜下の翻弄覗き夜話 22


(22)
ヒカルが肉付きの薄い手足をつっぱらせて、たまった熱を吐きだした。
その奔流がおさまらないうちに、門脇は、指の引き抜かれたそのヒカルの下の口に、
自分のモノを押し入れた。
予期しない衝撃に、ヒカルが快楽のためとも痛みのためともつかない悲鳴をあげた。
門脇のそれは、一息入れたことと、ヒカルの痴態を視姦し続けたことで、すっかり張り
を取り戻している。
それでヒカルの中を犯しながら、門脇はやはりどこか冷たい視点で、ヒカルを観察
し続けていた。
入れられた当初は、苦しそうに眉を寄せているくせに、それがだんだんと解けて、
恍惚とした表情の中に消えてゆく。
行為が進むにつれ、呼吸が浅く速くなり、吐きだす息には嬌声がまじる。
その嬌声も、門脇が何度も腰を突き上げるうちに、 最初に混じっていた苦悶の
響きが消え、いつの間にか、甘えるような猫撫で声になっている。
この少年は、今まで誰にこの極上の表情を見せてきたのか。その男にも、こうして
甘えた声を聞かせたのか?
しかし、それも今は自分のものだ。進藤ヒカルはこうして自分に組み敷かれ、喘ぐこと
しか出来ずにいる。
ヒカルの腰が、門脇の腰の動きを追うように動き始めていた。
本当にこの身体は、驚くほど淫奔にできているらしい。
ヒカルの目は開いてはいたが、その表情は陶然として、視線は宙を泳いで定まらない。
オーガズムを迎える直前の女の表情とおんなじだ。
ヒカルの内壁で細かな痙攣が起きて、再び少年の精液が放たれた。さすがにその色は
だいぶ薄くなっている。
いきつく瞬間のヒカルのなんとも言えない表情に、色欲が刺激され、門脇も呻き
ながら再び中に放つ。
一瞬引きつった二人の身体が、重なって崩れ落ちた。
少しの間をおいて、門脇が体勢を返るために、身体を起こした。
その時だった。それまで心がどこかへ飛んでいってしまったみたいな表情をして
いたヒカルが、驚くような早さで、門脇の下から這い出て、自ら下肢を門脇の楔
から引き抜き、逃げ出そうとしたのだ。



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