初めての体験+Aside 22
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「じゃ、シチュー…」
ヒカルもめげていない。シチュー!!
「同じようなもんだろ―――」
倉田は軽くヒカルをあしらった。
「んじゃ、肉じゃが…」
肉じゃが!!!ヒカルの肉じゃが…食べたい…。
「材料、一緒じゃんか…」
倉田はやれやれと言った様子で答える。
「白滝も入るよ……」
困ったように上目遣いに倉田を見つめるヒカルは、超ラブリーだ。
「しょうがない…それでいいよ…」
溜息混じりに了承する倉田に、社は伏し拝まんばかり感謝した。さっきの暴言は取り消します。
ありがとう。そのうち棋聖。
「進藤は可愛いから、それで我慢してやるよ。」
と、えらそうな言い方だが、ヒカルを見る目は優しい。心なしか頬が紅い。まさか…。
気のせいだと思いたい。取り敢えず、見なかったことにした。
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