平安幻想異聞録-異聞- 246


(246)
「あぁぁぁ……!」
佐為のモノが中を行き来し、いいところに当たるたびにヒカルの背がビクビクと
跳ねる。
ただ抜き差しするだけでなく、佐為は時折、ヒカルのももを持ち上げ、その
責める角度を変えて、久しぶりのヒカルの中の味を楽しんだ。
そのために、佐為のモノは時に中で、ヒカルの思いもしないところに当たって、
今までとは違うしびれるような、突き刺さすような悦楽の味をヒカルに教える。
「佐為……佐為……っ、佐為…」
熱に浮かされ、酔ったようにヒカルはその言葉を繰り返す。
それに混じって時折上がる、高く艶やかな淫声を、佐為は初めて共寝した時と
同じように、唇を重ねて飲み込んだ。度々こぼれるその声に、佐為が飲み込みきれず、
口に含む前に外の空気に溶けて消えてしまうものも随分あったけれど。
ヒカルは翻弄される感覚に喉を震わせ続けた。
互いの腰が、より深いつながりを求めて揺れていた。
痛いほど勃ち上がっているヒカルの中心も佐為の腹でこすられて、蜜液が
漏れ始めていた。
そうして、お互いの中の熱を共有するうち、やがて終わりが近づいて
ヒカルが、頂点を前にした追いつめられるような悦楽の激しさに、きつく
背を引きつらせる。
それでも終わりまでちゃんと身体を重ねて、佐為の重さを感じていたくて、
ヒカルは佐為の身体に必死にしがみついた。佐為も、ヒカルの身体が自分から
離れないように、しっかりとその腰に手をまわして引き寄せた。
ヒカルの口から、わななくような喜悦の声が甘くほとばしった。
それを独り占めするように佐為の口唇が重なり、ふたりはきつく抱きしめあい、
ぴったりと身体を合わせたまま、ほぼ同時に達した。



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