裏階段 三谷編 25
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右手を離して固くなり始めた彼の陰茎を握り優しく揉みしだいてやる。こちらが突き上げる
タイミングに合わせて体芯をこねるように抜いてやる。
「や…めろ…よ…!」
彼の右手がそれを制しようとこちらの右手首を掴もうとして来たが、快楽に馴染み切った
若い肉体では抗い切れない様子で脇のシーツを握りしめるに留まった。
「…さ…いて…い…」
そう呟く事がせいぜい彼に出来る抗議の全てだった。
幾らも経たないうちに小さな悲鳴と同時に彼の腰が浮き上がりガクガクと震えた。手の中を
新たに吐き出た体液が濡らしていく。量こそは少なかったがひどく熱く感じた。
さっきと同じように押さえ込んで出来るだけその状態を長く維持させる。
悲鳴混じりの喘ぎ声がやがて完全な泣き声になった。
「や…だ、も…う」
その彼の足を抱え込みさらに奥深くを激しく突く。中を掻き回す。体液で滑らかさを増して
彼の陰茎を責め続ける。
「ひっ…う、う…ん…っ」
咽の奥から絞り上がるようなか細い悲鳴が断続的に漏れ、掴みどころなく崖を滑り落ちるように彼の手が
シーツを力なく掻きむしる。
「おね…が…もうやめ…」
そこまでしてようやく彼の内部でこちらも解放される時を迎えた。同時に彼も2度目の、
正確には3度目となる瞬間を与えられていた。
「アアーッ…ンッ!!」
幼い小動物の断末魔ような悲鳴を上げ、全身を大きくガクンガクンと打ち震わせて後彼は気を失った。
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