昼下がりの遊戯 25 - 26
(25)
ベッドの上で、横倒しになってヒカルはハアハアと激しい絶頂感の余韻に呼吸を荒くしていた。
その横でアキラは自分の唇の脇についたヒカルの精液の汚れを拭った。
そして衣服を脱ぎさって裸になった。その美しい顔と痩せた体から想像つかないほどに
猛々しく大きく膨れ上がった男根がヒカルの目の前に露になった。
ヒカルにはそれが、先刻まで自分を責め苛んだあの凶器よりはるかに恐ろしいものに見えた。
アキラはヒカルの体を仰向けにすると両足を割ってヒカルの体を二つに折るようにして
ヒカルの腰を持ち上げ、両足首をヒカルの顔の近くの両脇に押し付ける。
「やッ・・やあだッ・・!塔矢!」
そう言葉で言うだけで、アキラに抗うだけの気力はヒカルにはなかった。
アキラは興味深そうに眼下にあるヒカルの後門とヒカルの顔を見比べる。
グロテクスな異物によって激しい責め苦を受けたにもかかわらず、その箇所はまだ何かを
期待するようにねっとりと汗ばんで紅色に輝き、呼吸をするようにヒクついていた。
「進藤のここって・・何度見てもかわいいね。・・ついいじめたくなるんだ・・。」
アキラはうっとりと眺め、熱い肉門に優しくキスをした。
(26)
淫乱にひくつくヒカルの後ろの門から唇を放した塔矢は、
少し悲しそうな顔をして言った。
「なんだか、悔しいよ。君のここをこんなに気持ち良くさせてるのが僕自身じゃないなんてね」
「な、に、いって…」
「だって、きみのここは僕自身よりも、あんな冷たい野菜の方がいいんだろ?」
その時ヒカルは気づいた。
悲しげに見えた塔矢の顔だが、よく見れば目が笑っていることに。
ヒカルが心配した通り、体の奥深くに差し入れられたゴーヤーに犯され
ヨガっていたヒカルに気づいたアキラは、
すでにこれ以上ないほど調子に乗ってしまっていたのだ!
「そんな君にプレゼントだよ」
アキラはおもむろに何かを取りだした。
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