昼下がりの遊戯 26


(26)
淫乱にひくつくヒカルの後ろの門から唇を放した塔矢は、
少し悲しそうな顔をして言った。
「なんだか、悔しいよ。君のここをこんなに気持ち良くさせてるのが僕自身じゃないなんてね」
「な、に、いって…」
「だって、きみのここは僕自身よりも、あんな冷たい野菜の方がいいんだろ?」
その時ヒカルは気づいた。
悲しげに見えた塔矢の顔だが、よく見れば目が笑っていることに。
ヒカルが心配した通り、体の奥深くに差し入れられたゴーヤーに犯され
ヨガっていたヒカルに気づいたアキラは、
すでにこれ以上ないほど調子に乗ってしまっていたのだ!
「そんな君にプレゼントだよ」
アキラはおもむろに何かを取りだした。



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