ルームサービス 29
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「進藤、後ろむいて、お尻、洗うから」
シャワーの湯に身を委ねていたヒカルがうっすらと目を開く。
「いた・・・いから、ゆっくり・・・うっ」
つらそうにうつぶせになった背中を震わせる。
だが、シャワーの水流の向きがかわり、奥に水が入った時。
「あう・・・ん」
声に微妙なリズムがあった。入り口近くはつらいらしいが、奥は
そうでもないらしい。
「もっとお尻あげて」
素直にかかげられたかわらいらしいふたつのまるみの中心をアキラは
注意深くあらう。
「う・・んっ・・・うあっん」
二人だけの浴室に声が響く。
アキラがシャワーを置くと、ヒカルがけだるげだが上気している顔をアキ
ラの方へむけた。
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