社妄想(仮) 29


(29)
いつものアキラなら、挿入した直後であっても、ヒカルが達してしまうと、
彼が落ち着くまでは動こうとはしない。
それがどれだけアキラに我慢を強いている行為かはヒカルも解っていた。
だけど、アキラは底無しにヒカルを甘やかしていたから、それが当然だと思っていたのだ。
怒っているのかも知れない、赤の他人に犯され、みっともなくもアキラを誘った自分を。
ヒカルは哀しかった。
身体は限界まで追い詰められ、意思とは無関係に出る喘ぎも掠れていた。
躰の奥深くに穿たれた熱が、ヒカルの切なさをより一層深くする。
それでも快感に素直に反応してしまう自分が酷く浅ましく思えて、いたたまれなさにただ拳を握った。
だが身体を灼かれるような感覚に、やがてそんな雑多な思考はかき消された。
特に弱い部分を手で、口で刺激され、アキラ自身を締め付けると、短い間隔で突き上げられる。
そこもまたヒカルの弱い部分であり、集中して与えられる刺激に、ヒカルはただ涙を零し、
途切れ途切れの嬌声をあげた。
弱い部分を同時に何箇所も責められて、否応無しにヒカルの身体は追い上げられる。
鼓動は限界の速度で波打ち、呼吸もままならない。
許容量を越えた快楽に、ただ身を委ねるしか出来ずに、ヒカルは浅い呼吸と微かな喘ぎを紡ぐだけだった。
躯はそのまま果てのない高みへと導かれて。
やがて、ヒカルは最奥に熱い迸りを受け止めた。



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