赤○妄想 3


(3)
アキラはヒカルの服に付いた埃を優しく払いながら
「大丈夫?怪我は無かった?」
と問いかけると、ヒカルは呆然としながら
「一体何があったんだ? オレ、わけがわからねェ。信じられねェよ、塔矢。」
と言うと、目に涙を溜めて俯きながらアキラに寄りかかって来た。
そんなヒカルを抱き締めると、この異常な状態の中でも、可愛くて弱々しい
ヒカルに激しく欲情してくる自分を抑える事が出来なかった。
アキラはいきなりヒカルの顔を右手で持ち上げると、可愛く震えている唇に
激しくむしゃぶりついた。
驚いて逃げようとするヒカルを強く抱き締めて、口付けながら体中をまさぐり
始める。

縛られて床に転がっている三人はそれぞれが羨望の眼差しで生唾を飲み込み
ながら事の推移を見守っている。
社は分かっていた事とは言え、目の前でアキラがヒカルに欲情している姿を
見せ付けられて、頭に血が上って訳も分からずアキラに飛びついた。
「塔矢、塔矢・・・・離れへん!お前から離れへん!」
そう言いながらアキラの後ろから抱き締めてジャケットを脱がし始めた。
アキラはそんな社の動きに動じることなく、ヒカルの全身を愛撫し続けている。
アキラのそうした愛撫に弱いヒカルは、次第に体から力が抜けて、大きい目が
トロンとして甘い吐息を漏らし始めた。
その隙を逃さず、アキラはヒカルのシャツを脱がすと、Tシャツの中に手を
入れて、胸の突起を軽く摘んだ。
首筋や耳朶にキスされながらの刺激にヒカルは思わず声を上げる。
「はァァ・・ん」
それが合図だったようにアキラはヒカルの服を全て剥ぎ取ってテーブルの上に
ヒカルの体を仰向けに乗せた。



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