祭の後・又はプチの恩返し 3
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「486、おまえ行けよ、パパ最高って言ってたじゃねえか。」
「それはおまえも同じだろ、>487」
「それを言うなら祭に浮かれてうっかりageた465が最適じゃねぇか」
醜い押し付け合いである。
何しろヒカルタンハァハァの激しい魔境住人達の事、ヒカルたんになってスレに行って
しまったらどんなことになるやら…ドーナツやチョコパイ一つ、カステラのかけらでも
祭を開催できるような陽気な住人達なのだ。
いくらSMっ気のあるプチ住人達と言えど(いや、だからこそ?)、容易に想像できる
祭の様子に恐怖を禁じ得なかった。
一体誰がヒカルたんを演じるのか。住人達は牽制しあいながらお互いを見やった。
その淀んだ空気を打ち破るように、愛らしい声が響いた。
「みんなだめだなあ!パパへのかんしゃのきもちがたりないの?
そんなおくびょうものはボクはすきじゃないなあ…
おとこのこなら、こわくてもにげちゃいけないんだ!
たちむかっていかなくっちゃ!ねえ、おがたくん?」
「ハハハ、アキラくんは強い子だねえ。さすがはみんなのアイドルだよ。ナデナデ
大丈夫だよ、ここにいるのはそんな臆病者ばかりじゃない。
アキラくんの為ならなんだってできる勇者達ばかりだ。
そうだろう?」
突如現われたアイドル達に住人達の空気は一変し、一気にハァハァで一杯になった。
「ち、チチャーイアキラたん…ハァハァ」「兄貴…ハァハァハァハァ」
「つ、ついにちっちゃいアキラたんに会える日が来るなんて…オレ、もう死んでもいい…!」
「兄貴…、兄貴の言う事だったら、オレ、何だってするぜ…靴だって舐めます…」
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