ランたんの宴 3 - 4


(3)
男達はさっさとランたんの衣服をちぎるように取り去ると、その切れ端で
ランたんの手首を縛り身動きを封じた。
「アキラたんにしては体付きが貧相だな…」
「ああ…それに、オチンチンもちょっと小ぶりだな…」
がっかりしたような声を上げる者もいたが、一人が嬉々として叫んだ。
「何言ってんだ!アキラたんは着やせするタイプなんだよ!萌えるじゃねーか!」
「そうそう、それにこのちっちゃいペニスもまた格別だぜハァハァハァハァ」
「言われてみればそうだな…アキラたんの顔なら全て許せるな!ハァハァ」
男達の無遠慮な言葉にランたんはPTSDになるほどショックを受けたが、反論は
できなかった。それだけはランたんの男としてのプライドが許さなかったのだ。
一人の男の指が、その乳首をなぞる。くすぐったい感触にランたんは歯を食いしばった。
「オレ…アキラたんの乳首はピンクかと思ってたんだが…」
「黒い乳首もいいじゃねーか?何か遊んでるみたいでさあーハァハァ」
「そうだな…淫乱なアキラたんも萌え萌えだよな?ハァハァハァハァハァハァ」
乳首への愛撫はやがて激しいものとなっていく。一人は指で転がしたかと思えば、
一人が舌先で弄び、時に歯を立てたりして敏感な個所に刺激を与えつづけた。
「はっ…や、ヤメロ!あぁっ…ヤダ、やめてくれ…」
男達が見たのは、涙を浮かべて訴えかける美しきアキラの顔だった。
男達のペニスは途端に勃起し、自制が効かなくなり愛撫も激しくなっていく…。
「あ…アキラたん!お、オレ…もう…」
「早くしろ!オレにもアキラたんに触らせろ!」
男達の熱い熱気が篭り始めた。気が早い者はすでにチャックを下ろしてスタンバっている。
「待てよ。一回アキラたんをイかせてからってのが礼儀ってもんだろ?」
乳首を弄り倒していた男の言葉に皆同意する。ランたんは絶望的な気持ちでそれを聞いていた。


(4)
すでに勃ち上がりかけているランたんのペニスへ男達の指が絡んだ。
「ひゃっ…ああんっ!」
ランたんが思わず上げた嬌声に、男達はごくりと唾を呑みこんだ。
「きっ…聞いたか?『ああん』だってよ?か…可愛いすぎねーか?」
「おおっ…正しくキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! って感じだな!」
「ヤメロ!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! とか言うな!
 お前らそれしか言えないのかよ!いつもワンパターンでっ…ヤッ、はぁん!」
「そんな憎まれ口も可愛いよアキラたん…ハァハァハァハァ」
ランたんの叫びは男達を煽るだけだった。すでにランたんのペニスは愛撫で怒張し、
先走りの汁を流して喜んでいる。男の指はカリに指を食い込ませるようにしたかと思えば、
袋を揉みしだき、竿を扱きながら尿道を捏ねるように愛撫する。
「やっ…やあ…ん、ヤメ…も、もう…出ちまう…よぉ!」
その声にペニスを弄くる男の手の動きは早まり、やがて他の男達も乳首、臍、耳朶へと
愛撫をし始めた。全身が性感帯になったような錯覚を、ランたんは感じていた。
「ひゃうぅ…アッ―――――――――……!!」
一際大きな嬌声とともに、ランたんは射精し、白いミルクを自分の腹へ飛ばした。
「あっ…はぁ、はぁっ…はぁ……」
「いっぱい出したね、アキラたん…ハァハァアキラたんのイク顔、最高だったよハァハァハァハァ」
周りの男達が一様にハァハァしている。これだけでは終わらない事を、ランたんは知っていた。
こんな前戯など、饗宴の幕開けにしかならないのだということを…。



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