調教教室―欲望の保健室 3 - 4
(3)
「先生、いないみたいだな。」
宮本は、アキラをベッドにかけさせるとカーテンを引いた。
「ありがとう。少し休めば治ると思うから。」
アキラは、出来るだけ平静を装って、そう言うと、微笑を作った。
「すぐ治るだって?……ふん。」
鼻で笑うと、宮本は、アキラの股間に手を伸ばした。
「こんなに、デカクしてて、すぐ治るもねえだろ。」
宮本はベルトに手をかけてきた。
「はなせっ。」
アキラはすぐさま、その手を払いのけようとするが、逆に腕をねじられ、両手もろとも宮本の片手にねじ伏せられた。
宮本は片手で、器用にベルトを外すと、ファスナーを下ろした。ブリーフを剥ぐと、アキラのそそり立ったペニスが勢い良く現れた。
「先っぽ、もうヌルヌルしてるじゃん。 おまえって案外スケベなんだな。」
宮本は嘲笑するように口の端をあげると、アキラのペニスに吸い付いた。
「んんっ。」
急激な刺激に、アキラの喉から、うめきが洩れる。
「おまえには、ずっと目を付けてたんだ。」
アキラのペニスを根元から先端に向けて舐めあげながら、宮本は上目遣いに見上げた。
見られている、という意識はあった。斜め後からなめまわすように纏わりつく視線。
だが、アキラにとっては、男達のそういう視線は幼少時代からの慣習のようなものだった。
いたずらを仕掛けてくるような族もいたが、大抵は、アキラの強い眼差しに返されて、遠くで見つめあぐねるだけだった。 同級生ともなれば、尚更である。
油断した……。
アキラは悔しさに唇を噛み締めながら、宮本の愛撫をはねのけようともがくが、強い力で腕を押さえ込まれ、身動き出来ない。
「真面目なお坊ちゃん、お嬢ちゃんばかりで辟易してたが、おまえを見つけた時は嬉しかったぜ。」
宮本は、スポーツ特待生で海王に編入したのだと、確か誰かが言っていた。 背が高く、がっしりとした体格は、およそ同級生とは思えない。
「おまえのここ、想像して、毎晩抜いてたんだ。」
宮本は、はあはあと息を荒げながら、唾液を大量に絡ませた舌で、アキラのペニスを舐めしだいた。、根元からきつく扱き上げる太い指がうごめき、ずちゃずちゃという愛撫の音が、耳からもアキラを犯していた。
(4)
もう、我慢の限界に来ていた。 アキラの精神力もここまでだった。
後門を真綿で首を絞めるように、じわじわと刺激され続け、アキラの体はイキたがって出口を探していた。
宮本の頭が上下するのにあわせ、アキラは腰を使い始めた。 宮本がにやっと笑ったような気がしたが、そんな事はもうどうでも良くなっていた。
宮本は、開放された方の手をアキラの制服の裾からしのばせ、固く膨らんだ乳首をつまみ上げた。
「あっ……はぁ…ぁぁんっ。」
アキラのせつなげな喘ぎに呼応するように、宮本の手首の動きが早まる。
「あっ、あっあっ、あっ……ああっ。」
宮本の頭を抱えこみがら、アキラは急速にのぼりつめ、果てた。
「いい声で鳴くんだな。」
精を飲み下し、舌でぺろりと唇の端を拭うと、宮本はアキラの征服のボタンに手をかけてきた。
「なにをする。」
アキラは宮本の手をはねのけた。
「決まってるだろ。 自分だけすっきりして終わりはねーだろ。……それに。」
そう言って、アンダー越しに乳首を弄ると、一度萎みかけたアキラのペニスが再びムクムクと頭をもたげてきた。
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