初めての体験+Aside 34


(34)
 アキラはヒカルの口からパーカーを取った。自由になった唇から、ハァハァと荒い息が
吐かれた。
「……ひどいよ…オレ…ヤダって言ったのに……」
ヒカルが涙声で訴えた。アキラはヒカルの目尻に浮かぶ涙を拭うと、
「ゴメンね…どうしても進藤としたかったんだ…」
と、言った。一緒に眠るつもりだったのに、ヒカルがつれない態度をとったこと、
我慢するつもりだったけどどうしても耐えられなかったことを告げる。
「許してくれる?」
と、額同士を押しつけながら囁いた。ヒカルはちょっと目を伏せて、コクンと小さく頷いた。
社の目には見えないが、きっと頬を染めているに違いない。
 アキラは用意していたタオルでペニスを拭いながら、ヒカルから抜け出た。そして、
ヒカルの汚れた下半身を手早く拭いた。
「塔矢…オレ…お風呂に入りたい……」
ヒカルはそう言って、繋いだままの手の方を見た。アキラの言葉を真に受けて、手を外せば、
社が起きてしまうと思っているのだ。ヒカルは社の顔と、手を交互に見ていた。社は、
ヒカルに気がつかれないように慌てて目を閉じた。



TOPページ先頭 表示数を保持: ■

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!