ルームサービス 35
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「つっ!」
アキラは自分の指を受け入れたヒカルの内部にわれを忘れた。長時間いじくられて
とろけそうに熟れた粘膜がアキラの指に反応して蠢く甘美さ。なるべく入り口近く
に負担をかけないように、アキラだけが知っている奥の場所を突く。
「あぅっうん」
素直にあがった声に安心し、さらに指をねじこむように動かす。
「…………っ」
唇は噛みしめられているが、震える肩が、髪の毛をつかむ指先がヒカルが感じて
いると伝えている。
指をふやし、ゆさぶるように奥を刺激すると、金色の前髪をふりみだし、たまら
ないあえぎ声でアキラにすがりついてくる。
……気が……狂いそうだ。
いつもそう思う、ヒカルが自分の体の下でこんなふうに頭を振り乱すなんてこと
があっていいのだろうか。
アキラが自分が瞬く間に興奮してゆくのがわかる。今すぐヒカルの暖かい体の中
に入って思うさまつきあげて果ててしまいたい。しかし。
「とう………や……もっと……」
髪の毛をつかむヒカルの手の力が増す。
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