トーヤアキラの一日 37


(37)
アキラは、右手でヒカルのズボンのベルトとボタンを外し、チャックを一気に引き下げた。
ウエストの部分を掴んで、下着ごと腰まで引き下げると、元々ゆったりしていたデニム地の
ズボンは勝手に太腿の辺りまで落ちて行く。
露になったヒカルの分身は、すでに先走りを滴らせて固くピンと上を向いて存在を主張
していた。それを目で確認したアキラは、満足げに微笑んで右手で強く握り締めた。
「んっ!あぁぁぁぁぁ!・・・んっ・・・・んっ・・・・」
初めてアキラの手で直接握られて、ヒカルは足の力が抜けて崩れそうになる。アキラは
左手で背中を強く引き寄せ、右足をヒカルの両足の間に入れるようにして体を支えた。
ヒカルもアキラの頭に当てていた両手を再びアキラの首に回してしがみついて来る。
アキラは握り締めていた右手を緩めると、手のひらで鈴口を軽く撫でて雫を拭き取るように
してから、再び陰茎全体を包み込み、ゆっくり動かし始めた。ヒカルの雫が潤滑油となって
滑るように柔らかくヒカルの分身を包み込む。ヒカルのそれは悦びに震えながら、益々
熱を持ち容量を増す。アキラは手の動きに合わせて、自分の中心部をヒカルのわき腹に
押し付けて腰を動かし、自らも快感を得ようとしていた。
アキラはヒカルの頬や瞼に口付けながら、リズミカルな手の扱きに合わせたように、耳の
側で絶え間なく聞こえてくるヒカルの喘ぎ声に酔いしれていた。
「あぁぁぁっ・・・・・、うぅぅぅっ・・・・・、んっっっっ!」
手の動きを早めると、それに合わせて息遣いも早くなる。ゆっくりにすると、焦れた様な
声を出して早い動きを要求してくる。自分の与える刺激に素直に応じるヒカルが愛しくて
仕方が無い。
「進藤の、凄く感じてるね・・・・・ほら、こんなに大きくなってる」
「んっ・・・いやだよ、トーヤぁ・・・」
「え?やめてもいいの?」
そう言って動きを止めると、ヒカルは自ら腰を動かして要求する。
「あぁぁん、トーヤぁ、んっ・・・・・んっ、して・・・・」



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