トーヤアキラの一日 39


(39)
未だにアキラの右手の中にあるヒカルの分身は、小さくなったものの、まだ余力を
残しているように感じられる。
アキラが再びヒカルの背中を摩りながら、首筋に口付けると、ヒカルの体がビクンと
反応して、アキラの右手の中のモノも僅かに動きを見せ、ヒカルの口から声が漏れる。
「んっ・・・・・・」
その声を聞いたアキラに、新たな欲望が生まれた。
───もっともっともっともっとキミが欲しい。キミを知りたい。

アキラは乾いた自分の唇をペロリと舐めてからヒカルの唇にそっと触れ、次に右手に
放たれた白濁液を、猫の毛づくろいの様な仕草でペロペロ舐め出した。
初めての苦味に少し顔をしかめたが、ヒカルの一部だと思うと苦にならなかった。
その音にヒカルが薄目を開けてアキラを見て驚く。
「!?トーヤ!?・・・・・・・」
アキラはヒカルを見ながら綺麗に舐め取ると、チラっとヒカルの股間を確認して微笑み、
いきなり突っ伏してヒカルの陰茎を咥え込んだ。
「うわぁぁぁぁ!!・・・・トーヤ、やめて!!」
ヒカルは驚いて身体を捻りながら訴えるが、アキラは左手でヒカルの腰を押え、右手で
陰茎の根元をしっかりと握り締めているため、アキラの口から逃れることは出来なかった。
アキラは半勃ち状態のヒカル自身をスッポリ口の中に咥えて、舌先で鈴口を刺激しながら
全体を吸い上げた。口を窄めて出し入れを繰り返しながら、右手の指先で袋を軽く撫で
回すと、ヒカルから新たな声が漏れる。
「・・あぁぁぁんっっ!ダメだよぉ、ダメだってばトーヤぁ・・・・んんっっ!ん・・・・」
言葉とは裏腹に、口の中のヒカル自身は容量と固さを増し、両手をアキラの頭に当てて、
肩を上下させて荒い息遣いになり始めた。



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