Eternal Promise 4
(4)
ボクはゆっくりと上体を起こした。
ひんやりとした空気が、素肌に心地いい。
進藤の上にかかっているのは、毛布一枚だけだ。
何となく気になって、ボクは起きあがった。
進藤はまだ眠っている。
彼の上にかかっている毛布をそっとめくった。
夏に和谷くんたちと海に行って焼けたという肌は、薄い小麦色をしている。
ボクは仕事で行けなかった。一応、進藤は誘ってくれたけれど……。
毛布を進藤の腰の辺りまで下ろすと、現れた上半身。
ボクよりも、しっかりした肩幅。胸板も厚くて――男を感じさせる。
そういえば彼の裸をこうして、まじまじと見るのは初めてかもしれない。
ふと、お腹を見ると、少し、少しだけだが、ポッコリとふくれている。
「………」
そういえば、夕飯も、かなりの量を食べていたっけ。
――さっきの悪夢を思い出す。本当に、そのうち現実になるかもしれない。
ボクは眉をしかめると、進藤のお腹に手をのせた。
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