Hope&Wish 4
(4)
ふいに進藤の唇がボクの首筋に落とされた。
「あっ…」
思わず、声を上げてしまい、ボクは身を震わせた。
進藤の手がボクの身体をまさぐり始める。されるがまま、進藤に身を委ねた。
熱い吐息が闇に溶ける。
今日の昼間、碁石をはさんでいた指先が、ボクの敏感な箇所に触れ、微熱を帯びていく。
先端を弄られ、濡れ始めた粘液が卑猥な音を立て始める。
「…っぁ…」
指で唇を塞がれた。声を出させない気らしい。
進藤の指の下で、ボクは小さく喘ぎ声を漏らす。
強引に足を開かされて、その間に身体を割りいれられた。
進藤の熱くいきりたったモノが、まだならされていない入り口にあてがわれる。
「…っ…」
強引な進入に、引き裂かれるような痛みを感じる。
声も出せずに、ボクはぽろぽろと涙をこぼした。
進藤自身も痛みを感じているに違いない。
低くうめくような声が進藤の口から発せられていた。
「!」
苦しくて、目を見開く。
こんな無理やりな抱かれ方は初めてだった。
でも…もしキミが望むなら、どんなに酷い扱いをされても構わない。
それでキミが少しでも癒されるのなら、ボクが救いになるのなら――。
何度も何度も突き上げられて、痛みも快感もメチャクチャに交じり合って。
ボク達は際限なく、汗と涙と精液で何もかも解らなくなるくらいのセックスをした。
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