肉棒だらけの打ち上げ大会 4


(4)
一瞬会場は静まり返ったが、皆ヤケになっているのか、またムリヤリに
盛り上げたてまくる。ヒカルが呆然としてアキラを抱えながら目の前の
成り行きを立ちつくして眺めていると、また芦原と奈瀬の2人がアキラを
撮り始めた。
「だっ──! もうヤメロよぉ!!」
ヒカルは大声で怒鳴った。
「まあまあ進藤君、そう熱くならないでさ。もう少し撮らせてよ」
「なによ、別に撮ったって減るモノじゃないでしょ。進藤のケチ──!」
カメラ小僧と化した芦原と奈瀬、それにヒカルの3人の けたたましい
言い争いがヒカルの腕の中にいるアキラの耳に届いた。その声がきっかけ
で岸本のかけた催眠術が解け、アキラは正気に戻った。
「進藤・・・・ボクは、いったいどうしたんだ・・・?」
「その・・・・・話せば短いんだけど、何て言っていいのか」
──ホントの事を話せば、プライドの高い塔矢のことだ。
マジぎれするんじゃねぇかなあ・・・・・コワ・・・・。
ヒカルがどうアキラに説明すればいいのかアレコレ悩んでいる中、
アキラは自分が浴衣の下が丸裸な事に気付いた。
「な、なっ、なんでボクは裸なんだ!? コレはどういうことだ進藤!!??」
「イヤだから、その〜えーとおぉお。どう話せばいいのかなあぁっ──!?」
いまいち現状を把握出来ないアキラを横に、ヒカルはアキラ以上に
オロオロと うろたえた。
そんなヒカル達をよそに会場は、行洋・緒方・加賀の3人の裸踊りが披露
され、酒もかなり進んだ事もあってさらにハイテンションになっていく。
その様子を遠くから森下九段が睨みつけていた。



TOPページ先頭 表示数を保持: ■

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル