祭の後・又はプチの恩返し 4


(4)
「オレやるよ!アキラたんのためならなんだってできるさ!」
「なんだと!?アキラたんに良いとこ見せようとしやがって…オレが行くんだよ!!」
「何言ってやがるんだ、アキラたんのための勇者と言えばオレだろう!?」
「兄貴、兄貴のためだったらオレ、身体はれるぜ!」
「ああん、兄貴ってばカッコよすぎるぅ!あたし、もおダメェ…ハァハァハァハァ
ね、ね、あたしじゃダメかしら?大丈夫よねっ、こんなに可愛いあたしだもん、魔境の
人達だってきっと喜んでくれるわっ!そうよ、ヒカルたんなんか目じゃないわ、プチでも
魔境でも本当のアイドルはあたしなのよっ!」
「し、茂人は止めといた方が良いんじゃないかなあ…オレが勇者になるからさ、」
「なによっ!アタシじゃアイドルになれないって言うのっ!?ひどい、ひどいわ!
あぁあん、兄貴ぃい、住人Aたんが茂人をいぢめるのよぉ…ひどいわ、ひどいわぁ…!」
「じゃ、真の勇者はオレって事で。」
住人の一人がヒカルたんマスクに手を伸ばし、それを頭に被ろうとした。
「あっ、テメェ、一人だけアキラたんの前でカッコイイとこ見せようとしやがって、よこせよ、それ!」
「なんだよ、おまえ、さっきは泣いて嫌がってたくせに!」
「だいたいおまえみたいなヤツがヒカルたんマスクを被ろうなんて図々しいんだよ!」
「図々しい?そんな単語はおまえに返してやるよ!」
先程とは逆にヒカルたんマスクの奪い合いに、スレ内は騒然となった。
(まったく、場の雰囲気に流されやすいヤツらである。)



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