ダミアン 4
(4)
「か、肩も…ハァハァ…」
「うん」
背中をマッサージされすっかり666は気持ち良くなっていた。
ヒカルは666の肩を揉もうと、666の背中を足で挟むようにして体の上にずり上がる。
「…あっあっ…あああ…」
666のクチから思わず声が漏れた。
背中にヒカルが乗っているのだ。ヒカルの足が自分の体を挟んでいるのだ。
これが冷静でいられるはずがない。
666はたまらず、勢いをつけて仰向けになった。
「あ!」
ヒカルの体がバランスを崩して倒れそうになる。
それを666はさっと抱きとめ、さらにクルリと自分の体の下に組み敷いた。
(書きなおしてた…。666、覚悟しとけよ)
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