待てない 4
(4)
そういっているうちにそろそろと塔矢のあらかじめ唾液を含んだ手が俺の後ろ…すぼまりの方にのびてくる。ゆだんも隙もない。なんか…本と俺ら何やってるんだろそれも、新幹線の中でなんて本と…
どこかであきれている俺がいるよ…
塔矢の指が…俺の入り口を探る。なんかもたれた塔矢の胸はシャンプーの他にも石鹸かなんかの香りが漂うし…
「…ん」
とっ塔矢の指が、先端が俺の中に…。許されるんだろうか…こんな場所で…
俺は窓際の席に座っていて塔矢はズボンのチャックからものをごっそり出しているけど俺の方を向いているから通路側にはえない。
塔矢の指が俺の中を前後する。とけるように熱を帯びたそこは少しづつ塔矢の指によってほぐされていく…
っていうかここで…最後までするんだよな…
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