平安幻想異聞録-異聞- 番外 4 - 5
(4)
ヒカルの明るい色のさらさらとした前髪は、今や、土にまみれ、見る影もない。
二人目の男は腰を激しくゆすりながら、
まだ大人になりきっていない少年検非違使の体を攻め上げた。。
快楽を拾うことに慣れてしまった内壁は、痛みに悲鳴を上げながらも、
すでにそれを止められず、ヒカルはただ全身をさいなむ苦痛に似た快楽と、
快楽に似た苦痛とに声を上げた。
「なるほど、……く…きつい、きつい。わしも男とまぐわうのは初めてだが、
これほど美味いものとはな」
「んぁ、…はっ、や…ん……ンッ…」
すでに呼吸さえも辛い。
何人もに立て続けに犯された体は、限界をうったえていた。
解放されることも、許されることもかなわないなら
少しでいい……休みたい。
「はっ…休…ませ……て…ぁんっっ……おね…が…いっ…んっ……んっ……ぁ…」
「聞こえねぇなぁ、なんだって?」
息をあらげながらも、男が可笑しそうにヒカルに問い返したのに、
ヒカルはもう一度訴えを試みる。
「…休ま……あ、あ、ああ!」
(5)
ヒカルの言葉の途中で男の腰の動きが急にはげしくなった。
強く根元までその陽根を差し入れ、大きく乃の字をかくように腰を回し、
一瞬浅くまで抜いたと思うと、ヒカルが1番感じてしまう内壁の部分を
容赦なく犯しながら、再びその陽根で、ヒカルを奥深くまで突き刺す。
「あ、や、やだっっ」
その動きのはげしさに、ヒカルが頭を強く左右に打ち振る。
「どうした、何かオレにいいたいんだろ?言ってみろよ」
そう言いながら、男はさらに大きく腰を回転させる。
「ひぁっ、ああん!」
「さぁさぁ!」
「ああぁ、ああ、あん!ひゃんっ!」
男の一物がヒカルの体をくし刺しにせんばかりの勢いで大きく動き、
同じ強さで1番敏感な神経のかたまっている場所を圧迫しこすり上げる。
次には大きく回転させる。さらに大きく揺すり上げ、
その一連の動きを変化をくわえながら繰り返す。
揺すり上げられる勢いで、ジュプリと音をさせて、
ヒカルの中に放たれてそのままになっていた、座間や菅原、
先の夜盗風の男達の放った白い液体が秘門の奥からあふれ出した。
「さぁ、言ってみろ!」
「あぁ、あぁ、あぁ、あぁ!」
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