失着点・龍界編 40
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「んっ…く…っ」
三谷の指は細かったが、まだ準備が整っていない狭門をこじ開けられる行為に
痛みが伴い、ヒカルは声を漏らした。指は付け根まで入ると外に引き出され、
また侵入していく。その動きは少しずつ早められて行く。ヒカルを嬲りつつ
三谷は自分自身を扱き、硬度を上げる。ヒカルと違って三谷の方は素早く
順応して勃ち上がった。モニターを凝視しながら男達は息を呑む。
「ヤル気だな、“子猫”ちゃんは…あいつのあんな様子は初めて見るな…。」
「それにしても良い画だな…。まるで女の子同士に見えるぜ、あいつら。」
カメラは重なりあう細い二人の白くて華奢な腰の部分を追う。
モニターには伝わらない部分で三谷とヒカルは言葉を取り交わし続けていた。
「…おまえは、オレを裏切ったんだ。進藤。」
突然の三谷のその言葉に、驚いたようにヒカルは三谷を見つめた。
「裏切った…?どういうことだ」
「…やっと見つけられた…そう思っていた…それなのに…」
まだ開きらない狭門に三谷自身の先端がねじり込まれヒカルが痛みに歪む。
その表情に火を付けられたように三谷は一気に奥深くまで突き入れた。
アキラは沢淵に腕を取られて立ちあがらせられる。体を沢淵に向けられ、
大きな手に顎を捕らえてグイッと顔を上向きにさせられる。
「心配するな。いい子にしていれば乱暴なマネはせんよ。」
そうして沢淵はアキラの顔を覗き込んで、少し驚いた表情になった。
さぞかし恐怖に震えて怯えているだろうと予測していた相手が、真直ぐ
冷静にこちらを見据えていたからだった。
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