昼下がりの遊戯 41 - 42
(41)
バナナを銜えヒクヒクとうごめくヒカルの入り口を目の当たりにして、アキラはその中の柔らかな肉に早く包まれたくて堪らなかった。
しかし、もっともっと自分を求め、ただ自分だけが欲しいと哀願する姿が見たかった、そうあの夢のように…
ヒカルの先走る液体が、持ち上がったスコートの先をいやらしく濡らす。
アキラは我慢も限界だろうヒカルのペニスを根元で押さえ、バナナを銜え込んだ入り口に舌を這わせた。
「いやぁぁぁ!塔矢!!塔矢あぁ!!!」
感極まってヒカルは泣きじゃくりながらアキラの名前を呼んだ。
堪えられなくて、どうしてもアキラが欲しくて、ヒカルは肩越しに振り返り、羞恥と泣いたのとで真っ赤になった顔で懇願した。
「おねがい─────!おねがいだから───あぁぁ!!」
ヒカルの嬌声が部屋の中に響いた。
(42)
「おねがいだから、なに?」
アキラはわざと、ヒカルの赤く染まった耳たぶのそばに唇をよせて、息を吹きかけるようにささやく。
「ふぁ……」
感じきって、完全に快楽に対して開かれきっているヒカルのからだが、そんな小さな手管にも
甘いしびれを感じて震えを走らせたのが、アキラの目にもわかった。
「言ってくれなきゃ、わかんないよ、進藤?」
そう言いながら、アキラの手が、バイブレーターを後門に差し込み押さえているヒカルの手に重なり、
ブンブンと電気音をさせながらうねるそれを、さらにヒカルの奥へと差し込んだ。
「やぁあああああっっっっ!」
ヒカルの体がもんどりうつように、ベッドに倒れ込む。
アキラはそのヒカルの方をつかんで、仰向けにひっくりかえした。
自分を求めてさけぶ、ヒカルの顔を見たかったのだ。
だが、ヒカルの次の行動はアキラには思いもよらないものだった。
ヒカルは手を伸ばすと、ズボンの上からアキラの固く立ち上がって布を押し上げていたそれを
ぐっとつかんだのだ。
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