ルームサービス 42 - 43
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ヒカルは気が狂いそうだった。内臓の奥まで、アキラの拳をぎゅうぎゅう
に詰め込まれる。ぎりぎりまで広げられた粘膜の中で拳が回される。ヒカル
は声にならない叫びをあげる。
しかし。
進藤・・感じて・・・る?とアキラのうわずった
声が聞こえる。ヒカルは言葉にならないうめきで応える。
拳がまわりながらひいてゆく。内臓全体をひきずり出されるような感覚。
「ぁっあっああっ」
体ががたがたと震えた。そして、拳はそこに達した。勃起しているものの
裏側その個所を、とてつもない圧力でおしつぶされるように刺激される。
「―――――!」
体全体に、太い鞭のような痺れが、走った。
体が一瞬よじれた。
瞬間、前が弾けた。
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「ーーーーー!!」
波は一回ではなく、ヒカルは全身を痙攣させつつ、前を
弾けさせつづけた。おさまったかと思った時にアキラが前を刺激する
のでさらに弾ける。うすらぎかけた意識の中、頬をぺたぺたとたたか
れる。涙で曇った視界の中にアキラの顔がある。
「進藤、今気絶されると抜けない、もうちょっとがんばって」
言われて、下半身に入っているアキラの拳を意識した瞬間にまた少し
弾けた。しかし、やはり太い。
「あっうっ」
鋭い息を発した唇を塞がれた。舌の奥まで犯されながら内側から開いて
拳が出てゆくのを感じていた。
抜いた後、一気に力の抜けたヒカルの体を抱きしめて、髪を愛撫していると
聞こえて来た耳障りな音にアキラは眉をしかめた。
見ると、犬が己で性欲処理に励んでいる。
………醜すぎる。
「犬、うっとおしいことをやるな、出てけ」
アキラにすごまれると、犬はひくりと顔をあげ、名残おしそうにアキラの
腕の中のヒカルを見たが、その後すごすごと出て行った。
(・・・・ヘンなヤツだ・・・)
バスルームから出て行く犬を見詰めていると、ヒカルが鼻を鳴らして甘え
て着たので、
キスをする。
安心しきって、もたれているヒカルの涙でぐしゃぐしゃになった顔を見て
いると。
・・・・・・壮絶な罪悪感が襲って来た。
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