肉棒だらけの打ち上げ大会 5


(5)
「打倒塔矢を果たせず酒に溺れるのは、ざまあねえなあチクショー!」
鬱憤晴らしに多量の酒を飲んだのか、森下は目がすわっている。
「森下師匠、せっかくの宴会だから楽しくやりましょうよ」
門下生の一人である冴木が、荒れ気味の森下に さりげなくフォローする。
「そうですよ師匠、塔矢元名人はまだ碁を打っているのですから、打倒の
機会がありますよ。さあ、もう一杯どうぞ」と、同じ門下生の白川が森下
の盃に酒を注ぐ。
「あ~、オレも二部にはもっと出演したかったぜ。必ずいつか塔矢や進藤
に追いついてみせるぞオレは! だけど・・・・・」
和谷はオレンジジュースを飲みながらチラッと会場を見てボソッと言う。
「最後の最後で目立つのは、塔矢門下だなあ」
和谷の何気ないその一言が森下の半分腐っていた闘争心に火をつけた。
「塔矢門下ばかりデカイ顔させてたまるかっ!
オイお前らも裸になって踊って来い──!!」
「師匠冗談きついっスよ」
大笑いながら和谷は森下を見た・・・、森下の目は とても大真面目だった。
「和谷、オレはマジだっ! その証拠にオレがまず裸になってやる」
森下は勢いよく豪快に服を脱ぎ、和谷が止める前にスッポンポンになる。
「げえぇえっ!」
和谷・冴木・白川の3人は、声にならない声を上げ顔面蒼白になった。
「・・・・・さてと、お前らも早く脱がんか──い!!」
「ぎやぃいああああうああああああっつ―――!!!!!」
最初に白川、次に冴木が森下に捕まり、あっという間に剥かれ、裸に
された2人は必死に股間を両手で隠して、その場で震え縮こまっている。
その様子を目のあたりにした和谷の顔から血の気がサーと引いた。そして
自分に方向を定め走ってくる森下から逃れるために和谷は猛ダッシュ
した。



TOPページ先頭 表示数を保持: ■

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円~!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル