少年王アキラ 5


(5)
「お仕置き、ですかな?」
可憐な執事・座間はいろんな期待が入り交じった視線でオガタンと少年王アキラをちらちらと
交互に見つめ、前屈みのままうっとりと頬を染めた。
異国から来たオガタンはその姿をゲンナリした様子で眺めると、アキラ王のそばまで歩み寄る。
「プリンス、この執事は…『お仕置きをしないことがお仕置き』になりそうだな」
オガタンは呆れたように溜息を吐くと、アキラ王の顔を上げさせ、自分の白衣から取り出した
絹のハンケチでその滑らかな頬をそっと押さえた。
絹をも切り裂かんばかりの男の悲鳴が、城内に響く。
「そ、そんな………! オガタン!」
座間はそのぽっちゃりした身体をくねらせて、無意識にまいっちんぐ☆ポーズをした。
「さあプリンス、もう泣き止みなさい。今日は金沢競馬場に行く約束だっただろう」
王子はこっくりと頷く。
「そこで英気(と金)を養って、それからレッドを迎えに行けばいいだろ?」
「はい……!」
少年王アキラは競馬が大好きだった。特に万馬券が大好きだった。



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