通過儀礼 自覚 5
(5)
「そうだったな。ゲームの途中だ」
加賀はそう言うとアキラを抱いたまま碁笥に手を伸ばした。そして碁石を掴めるだけ掴み
取ると、おもむろにアキラのズボンを引っ張った。隙間から小ぶりの形のいいぷりんとし
た尻が見える。加賀はその中に握っていた石を押し込んだ。
「ヤッ…、冷たい!」
下着の中に何個もの碁石を入れられたアキラは、石の冷たさとこれから何をするのかわか
らない加賀の怖さに驚いて泣き出しそうになった。
「ホラ、何個入っているか当ててみろよ」
加賀はそう言って尻やら股間をしつこいくらい何度も揉んだ。その度に碁石のひんやりと
した冷たい感触やゴツゴツとした石の硬さがアキラの珍子やアナルを刺激して、アキラは
悲鳴をあげた。
「ア…ッ、アアン! 揉んじゃやだぁ。取って、石取って」
アキラはしきりに頭をふって嫌がった。だがそのあえぎ声は加賀をさらに昂らせていた。
「なんだよ、気持ちよさそうな声あげちゃってさ」
その反応が面白くて加賀は股間をまさぐる手を止めない。その刺激に耐えられなくなった
アキラは、足をガクガクさせながら床へ崩れ落ちた。それに覆いかぶさるように加賀はア
キラにまたがる。
床に押さえつけられ逃げられなくなったアキラは、加賀の手を払おうと宙に手を泳がす。
それでも加賀の不躾な手は容赦なくアキラのまだ幼い股間を刺激する。
アキラも負けじと抵抗した。だが次第にそれは珍子をなでられる快感を思い出させ、アキ
ラは戸惑った。しかしそれを快感なのだと自覚すると、もっとその快感に浸りたくなった
アキラは目を閉じて股間に意識を集中させた。
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