ダミアン 5


(5)
「はーぁ? 何?」
666の下でヒカルが不安気に声をあげる。
「…お、おお、お、お願いだ…ヒカルたんんんん…
一度でいいから…させて…ハァハァ…」
「 ! 何言ってんだよ! 666! マッサージだけって…」
「マッサージだけなんて…言ってないー…」
「… あっ!ひでぇっ!」
666は、体の下に敷き込まれ、抱き締められたヒカルの息が詰まるのを待っていた。
少しでも動けなくなる時間があれば、ヒカルの服をたくし上げられる。
ヒカルのビーチクを見ることが出来るどころか、自分の舌で舐めることが出来るかもしれない。
666は力を込めてヒカルを抱き締めた。


(あれ? もう少しか?)



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