ハレンチ棋士@ヤマジュン 5
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アキラ「あーやったやった!ここんとこ左手ばかりだったから、こんな快感久しぶりだ。
どうだ進藤。キミも考えが変わったろ?
男なんてものはね、股間の快感にまさるものはないのさ。
キミもいつまでもプラトニックだなんだっていってると、男が逃げちまうぞ」
アキラの発言にカチンときてしまったヒカルは、ベッドから飛び起き、アキラを睨みつける。
アキラ「な、何だ?」
ヒカル「かってに勘違いしていいかげんなこというなよッ!オレ、男好きなんかじゃない!!
あれは行洋先生に出すはずの手紙だったんだよ!!」
ヒカルの口から知らされた真相に、顔が青くなるアキラ。
アキラ「えーッ!!じゃ、じゃあ、あれはお父さんへの手紙だったっていうの!?
だけど、あの手紙はボクの机に…」
ヒカル「あれは棋院職員のおじさんがまちがえたんだよ!!
行洋先生の机がわからなかったから、棋院職員のおじさんに聞いたんだ!!
そしたらあの人間違えて塔矢アキラの机をおしえたんだよゥ!!」
完全TKO状態のアキラ。
アキラ「じゃ、じゃあ、みんなボクの勘違いで……
キミをホモだと思って、おろかにも肛門までいただいちまったなんて……」
自分の愚かな間違いに居たたまれなくなったアキラは、全裸のままヒカルに土下座をする。
アキラ「進藤、すまない、許してくれッ!!
ボク、キミみたいな子が好きだったから、あの手紙がきたときすごくうれしくてさ…
だけど同年齢のあつかいなんて知らないから、気持ちいいことしてやれば
喜ぶだろうと思って、あんなことしちまったんだ…。
だめなんだよな、ボクって…」
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