誕生歌はジャイアン・リサイタルで(仮題) 5


(5)
その時、凛々しい音 と共に店に乱入する男が一人いた。そう、彼の名は塔矢アキラ三段。
「やめるんだ!そして、進藤以外、みんな氏ね!!!」
進藤ヒカルの手をひっぱり、店の外へ待避させた後、アキラは火炎瓶を店内に投げ込んだのであった。

連れ出されたヒカルがやっと我を取り戻したのは、アキラに引っ張られ彼の父親の経営する
碁会所の前まで来た時の事だった。
「はっ、離せよ!何だよいきなり!お前っていっつも突然現われやがって、心臓に悪…ムググッ!!」
食って掛かるヒカルを羽交い締めにし、アキラは後ろからヒカルの口と鼻に布状のものを宛がう。
異常な臭気のする布を嗅がされ、やがてヒカルは抵抗どころか何も考えられなくなって行く。
「ムグ…ングゥ……ううう…ん…」
「ハッピーバースディ、進藤…」
薄れゆく意識の中、アキラのその呟きと満面の微笑みがヒカルの脳裏に焼きついた。



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