座間×アキラ 強制フェラ 5 - 6


(5)
その夜、アキラは言われた通りに座間のマンションへと向かった。
両親は共に外出中だったので訝しがられる事なく家を抜け出せた。
アキラの足取りは重く、心はそれ以上に深く沈んでいた。
どんよりとした空が更に気分を陰鬱にさせる。
駅からの道をアキラはただ黙々と歩いた。
ふと前に目をやると、数メートル先に何か小さなものが佇んでいる。
猫だった。
白と茶の縞模様をした小さな猫が、こちらを向いて座っている。
―――ミャア。
その横を通り過ぎようとした時、猫が小さく鳴いた。
アキラは立ち止まってそちらに顔を向け、微笑んで見せる。
(まだ、大丈夫だ)
微笑む余裕がある内は、きっと大丈夫だろう。
それとも。
(ただ実感がないだけなのか…)
これから座間にされるであろう事の予想はついていたし、
覚悟も出来ているつもりだ。
それが理不尽で卑劣な仕打ちでも、あんな脅され方をしては
座間に従うより他に選択肢はないように思えた。
しかし「どうしてこんな事に」という思いは消えないし、
到底納得出来るものではない。
アキラは座間の顔を思い浮かべて重いため息をつくと、
地面に視線を落とした。
ポツリ、と一点が黒く染まる。雨が降ってきたようだ。
次々と落ちてくる雨が地面に小さな染みを作っていく。
傘を持っていなかったアキラは、心とは裏腹に少し歩調を速めた。
濡れても構わなかったが、そんな惨めな姿を座間に晒したくはなかった。
幸い、雨足はさほど強くなく、余り濡れずに着けそうだった。


(6)
数分後、座間のマンションに着いたアキラは、コンソールに近付き、
教えられた部屋番号を入力して座間を呼び出した。、
「来たか。カギは開いてるから上に来たら勝手に上がれ」
カメラの映像で姿を確かめたらしく、名乗る前に座間が言った。
アキラは座間の言葉には何も答えずに中へ入ると、
奥にあるエレベーターに乗り込んだ。
座間の部屋がある最上階のボタンを押すと、
直後に独特の浮遊感がアキラを襲った。
数十秒後にもう一度同じ浮遊感が来て、静かにエレベーターが停止した。
扉が開く。
…もうすぐそこに座間の部屋がある。
アキラはドアの前に立つと、
一呼吸置いてからノブに手をかけた。
座間が言った通り、カギはかかっていない。
ノブを回して静かに中へ入ると、そのまま後ろ手に扉を閉めた。
その音を聞きつけた座間が奥から言う。
「カギをかけておけよ」
言われた通りに施錠してから、アキラは靴を脱いだ。
顔を上げると、廊下の先に壁にもたれた座間がいた。
帰宅した時のまま着替えてはいないらしく、
上着を脱いでネクタイを緩めただけの姿だった。



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