ランたんの宴 5 - 6
(5)
一人の男が潤滑用のジェルを差し出した。それをランたんのアヌスへ
べっとりと塗りつける。冷たい感触にランたんが身を竦ませたのは一瞬で、
やがてそのジェルは体温で温められ、ランたんの肌に馴染んでいく。
「おい、初めてかもしれないから、コレ使おうぜ…ハァハァ」
そう言って一人が取り出したのは、調教用のバイブだった。小ぶりのそれは、
無理なく肛門性交するためのアイテムだった。
「本当なら長時間かけて慣らしてあげたいところだが…ゴメンよアキラたん。
オレ達、そんなに自制できそうもないからハァハァハァハァ」
「大丈夫…痛いのは始めだけだから。アキラたんならすぐに慣れるよハァハァ」
男達の目の色はまるで異常だった。ランたんは状況の異質さについていけず、
ぱくぱくと口を動かしたが、しかし言葉を発する事は出来なかった。
小さなバイブが、ランたんのジェルまみれのアヌスに無造作とも言える手付きで
突っ込まれる。ランたんは痛みと異物感に息を詰めた。
「ひっいぃ……!」
やがてすっぽりとバイブがランたんのアヌスに包まれてしまうと、男達はハァハァしながら
早くスイッチを押せと一人を急かした。
「分かってるさ…いくぜ、アキラたん」
途端、ランたんの全身に電流が流れたような凄まじい衝撃が襲いかかった。
「はっ!やっ!ヤダぁ!だっ、だめっ、イヤだっ!あっ…あっ…あっ!」
ランたんは必死で喘ぎ、助けを求めるが、周りの男達はハァハァしながら見守っているだけだ。
痛み、異物感、電気ショックのような振動による刺激と衝撃…しかしやがてその中に
僅かな快感が混じり始めた事を、ランたんは自覚した。
その証拠に、ランたんのペニスは1度射精したにも関わらず、今また勃起し始めている。
「はあっ…あ、んぅ…な、なんでぇ…?」
「フフフ…アキラたんは物覚えがいいね…流石我等がアキラたんだよハァハァ」
(6)
男達はランたんのアヌスを少しでも調教して、男達の欲望を受け入れるのに
なれるのを、今か今かと待ち望みながらハァハァしている。
一人の男がスイッチを調節して、バイブの振動を更に強めた。
「あああっ!はあっ!やぁっ…やだあ!ヤメ、テっ…!やめてえ!」
「女の子みたいな声で鳴くんだねアキラたん…そんなにイイのかい?」
一人が勃ち上がり赤く腫れ上がっているペニスをツツ…と撫でた。
「はぁん!ダメ…ぇ…!」
その刺激だけで、ランたんの天を向く可愛らしいポークビッツは更に怒張する。
「なあ?まだか…?オレハァハァしすぎてイキそうだよ…ハァハァ」
「そうだな…もう少しだな…ハァハァオレも我慢できそうにない…」
ランたん、もといアキラの痴態に、男達の勃起したままの欲望も限界を訴えかけ始める。
しかし、その内の一人が前に進み出て提案をしたのだった。
「あのさ…オレ、ヒカルたんスレも見てるんだけど、一度やってみたかった事があったんだ…」
そう言って取り出したのは、小ぶりながらも身の引き締まったニガウリ…ゴーヤーであった。
「ヒカルたんスレで見て…ずっとアキラたんでもやりたいなって思ってたんだ。
本番前に、これアキラたんに突っ込んじゃダメか?」
そのアイディアに、ランたんを除いたそこにいる全員が激しく同意をし、キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!をした。
ランたんは熱に浮かされたような頭でぼんやりとその光景を見ていた。
そして、難民のスレッドでくだを巻きながらスレ批判を装った荒らしだけをしていれば良かった、と
今更ながら後悔していた。難民スレでの出来事が、遠い日のように感じられていた。
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