待てない 5 - 7
(5)
「ガチャ」
俺は思わずビクッとする。連結口だ。
「あ…と、塔矢ぁまずいよ…駅員さんこっちく…る」
「ん?大丈夫。声をこのまま殺していれば」
俺は塔矢のものをつかんでいた手をゆるめる。でも、塔矢が刺激する俺のすぼまりを愛撫する手は一向に緩められない。それどころか…なんか…だっだんだん。
「ちょ、塔矢ま、ずいってちょっとは手加減しろ…よぉ」
「進藤の困った顔がもっと見てみたいな。」
塔矢は笑顔だ…よっ余裕かよ。
「いや、そーゆう、ば…場合じゃないってこっちちかずいてくる」
ヒカルは息が上がる。
駅員の足跡がもうそこまで来ている。もう、駄目かと思った瞬間。
「!」
駅員はなんと海王のユン先生だった。
「やあ、塔矢じゃないか。今日は…おや、進藤君かね?」
「ええ。ちょっと樹海の方に用がありまして。」
「そうか、じゃ私は仕事だから」
ユン先生は行ってしまった。
どーなってんだ?
(6)
「塔矢!!??」
ヒカルのそれは尚も勃起したままだが事態が事態なだけにそれどころではなかった。
「ああ、先生はちょっとね。」
何やら意味ありな含み笑い…
「海王囲碁部の先生って車掌もやってんの?」
「いや、ユン先生はクビになったとでも思っておけばいいよ。」
なんか…今日これから行くとこも怪しいしこの新幹線も…塔矢はいつもの塔矢なんだけど…
ヒカルが窓の外を見ようとすると危ないよ。とアキラがヒカルをひきよせる。
心も身体もモヤモヤしたままアキラに行為を続行させられる。
そもそもいつも真面目な塔矢が新幹線の中だなんて…
棋院でした時は早碁だったから誰もきやしない。そんな風にいつも確実だ…だというのに今日はー…
ヒカルに考える隙を与えまいとアキラの指は第二関節まで進入を進めてきた。
息が詰まる。
「ふっ…く…」
「声、我慢できない?」
これ以上ここではきついかといって塔矢はトイレまでいかせてくれる気配はないし腰が…くだけてとてもじゃないけど歩けそうにない。
(7)
そうこう考えているうちに…..
「ガンガンガンッ」
どうやら後部座席の方かららしい.
俺は不安になり尋ねようと思った。なんせ塔矢が計画した旅行だ…..これはきっと何かあるに違いない,.
「塔矢、あのさ…..」
ってー…..ちょっとー.塔矢はさっきから続けている俺のすぼまりをいじくり回すいやらしい行いをやめようとしない.
「がッコオン」
うわー何だかけたたましい音がしてるよー.。.
「加賀―南してるんだよー新幹線、こわれちゃうよー…」
「おい、筒井、おまえ俺達は、あんなしんきくせー樹海なんぞに用は無い.そうだったよな.一番てっとり早くあそこに行くにはこの車両から……..」
何故だか聞き覚えのある加賀のような声の持ち主が喋ってる.
「キキキキキーーー」
…..!車両の音が変わった.こっつこれは完璧にやばいんじゃ.。。。。
さすがに怖くなって下半身の状態も忘れて窓の外を見た。
「!!!!!!!!!!!」
絶句―――――。
車両が切り離されている!それにこの列車もこのままじゃー。。。
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