昼下がりの遊戯 51


(51)
ヒカルの体がのし掛かってきた拍子に、その青いタンクトップユニフォームが、アキラの腕に
ひっかかる形になり、布がピッと小さな音をさせて割けた。
だがヒカルはそれに気付くこともなく、必死に腰を大きくグラインドさせている。
ヒカルの動きが大きくなるに連れ、ユニフォームのシャツの裾から入った布の裂け目も大きくなり、
アキラの目には、その裂け目の隙間から見え隠れする赤く染まったヒカルの肌が誘うように波打ち、
蠢いているのがわかった。
自分も思う存分に腰を使って、ヒカルをもっともっと責め立てたい衝動にかられる。
だが、今はがまんだ。こんなふうに、大きく腰をまわして、自分を銜え込むヒカルの様など、
めったに見られるものではない。
安物のベッドがきしむ音と、ヒカルの荒い呼吸が同じリズムを刻んでいた。
「はぁ……、あ、……あぁ、……はっ…」
ギシ……ギ……、…ギシ、……ギシリ…
ヒカルの体にうちに収めきれない快楽が、外にもれて、汗になって額から吹きだし、頬を伝い、
細いあごの先を辿って、キラリとアキラの胸の上に落ちた。
その光景に一瞬だけ、アキラは心の中の獣に負けた。
思わずといったふうに、少しだけ突き上げてしまった。
「…………っっ!」」
ヒカルはその動きに声も上げずに体を大きく強ばらせ、両手で、アキラのあたまの両わきのシーツを、
拳が白くなるほどの力でつかんでいた。



TOPページ先頭 表示数を保持: ■

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル