失着点・龍界編 53


(53)
アキラの胸部が反り上がり、沢淵の口の中で弾ける。
両膝が沢淵の体を締めるように閉じる。
それでも沢淵は刺激を与えるのを止めず、むしろ激しくする。
「…っ!…っ!」
声こそ必死でかみ殺していたが、アキラの全身から汗が吹き出し、
電気ショックを受けているように痙攣を続ける。
それでも断崖の崖っ淵に片足で立つようにアキラは留まり続ける。
決してお前の手には落ちないと、無言で耐え難い刺激に耐えるアキラに、
離れた場所で様子を伺う見張りの男も圧倒され息を飲む。
「すげえ…あんな気の強えガキ、初めてだな…」
大抵の少年はとっくに泣叫び沢淵から逃れようともがき暴れ狂うところだ。
狭道の奥が再度脈打ち、沢淵の口の中に2度目が放たれた。
指はその位置のままに沢淵は口を離し、アキラの様子を見る。
汗で額や頬に髪を張り付け、立て続けの射精にぐったりとしながらも
あくまで平静を装おう最初のままの顔がそこにあった。
「やれやれ、プライドの高い“お人形”さんだ。だが感度は申し分
ないようだ。…さて、朝までに何回イケるかな…。」
脅すような沢淵の言葉にもアキラは眉一つ動かさなかった。
その時ドアが小さくノックされ、見張りが覗き窓で確認してドアを開けた。
部屋の中に後ろ手に縛られたヒカルが抱えられるようにして連れて来られる。
「おいおい、せっかくの美人さんが台無しじゃないか。」
ヒカルの顔を見た沢淵が思わず呆れたように声を荒げる。
顔を上げたヒカルは自分の目に入った光景に思わず言葉を失った。



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