トーヤアキラの一日 54


(54)
全ての疑問が解けるまでアキラは真剣な表情でマウスをクリックし続け、検索し終わると
背もたれに体重を預けて深く溜息をついた。
果たしてヒカルがこの行為を受け入れてくれるだろうか?アキラは心身共に、ヒカルを
傷つける事は絶対にしたくないと思っていたが、ヒカルを手に入れたい想いは具体的な
知識を得た事でさらに強くなっていく。想像するだけで、さっきのお互いを慰め合う
行為で得た快感以上の火種が体に宿るのを感じて体が疼く。
アキラは再びマウスに手をかけて準備行動を起こし始めた。


PCに向かって夢中で棋譜整理をしていたアキラが、思い出したように時計を見ると、
すでに10時を回っていた。
───早く来ないかな・・・・・
そう思いながら今日の天気予報をチェックしているとチャイムが鳴った。
───!!来た!!
アキラは急いで印鑑と封筒を探すが、机の上に見当たらない。
───??あれ??何処だ?
アキラはアイスクリームをしまう時に台所に置き忘れて来た事を思い出して、慌てて
台所に向かう。その間もチャイムは鳴り続け、外から声がする。
「塔矢さ〜ん!山猫宅急便で〜す!」
台所に置いてあった印鑑と封筒を握り締めてアキラは玄関に向かって走るが、ピカピカに
磨かれた廊下で滑って転びそうになってしまう。
「塔矢さ〜ん!!」
「・・ハイ!!今行きます!」
と大声で返事をしながら、アキラはいつに無く慌てている自分が滑稽で思わず苦笑する。



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