穴ーる妄想 6
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くっ、と喉の奥で進藤が笑った音がする。
「そんな格好して・・・そんなに欲しいのか?ここに」
つんつんと指でそこを刺激され、ボクは獣みたいなポーズを取ったまま
思わずあぁ、と身をよじらせる。
恥ずかしい。
恥ずかしい。
いっそ正気でいられなくなるくらいにまで乱れさせてくれれば恥ずかしさも快楽として
変換されるのに、進藤は理性を捨て切れないボクの反応を楽しむようになおも焦らす。
「塔矢アキラ三段がこんなポーズでライバルにケツの穴弄られて喜んでるなんて、
みんなが知ったらどう思うだろうな」
「よ、喜んでなんか」
「あぁ?どこが喜んでねェんだよ。さっきからここ、ヒクヒクヒクヒク言わせやがって!」
濡れた指でそこをぐっと押さえ込まれると、押し出されるようにボクの喉から
媚びるような嫌らしい声が洩れた。
恥ずかしい。どうしてボクは、いつから、こんなになってしまったんだろう。
羞恥のあまり顔が熱くなって涙が滲むのに、ボクの体はその羞恥に更に昂らされていく。
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