座間×アキラ 強制フェラ 6 - 10


(6)
数分後、座間のマンションに着いたアキラは、コンソールに近付き、
教えられた部屋番号を入力して座間を呼び出した。、
「来たか。カギは開いてるから上に来たら勝手に上がれ」
カメラの映像で姿を確かめたらしく、名乗る前に座間が言った。
アキラは座間の言葉には何も答えずに中へ入ると、
奥にあるエレベーターに乗り込んだ。
座間の部屋がある最上階のボタンを押すと、
直後に独特の浮遊感がアキラを襲った。
数十秒後にもう一度同じ浮遊感が来て、静かにエレベーターが停止した。
扉が開く。
…もうすぐそこに座間の部屋がある。
アキラはドアの前に立つと、
一呼吸置いてからノブに手をかけた。
座間が言った通り、カギはかかっていない。
ノブを回して静かに中へ入ると、そのまま後ろ手に扉を閉めた。
その音を聞きつけた座間が奥から言う。
「カギをかけておけよ」
言われた通りに施錠してから、アキラは靴を脱いだ。
顔を上げると、廊下の先に壁にもたれた座間がいた。
帰宅した時のまま着替えてはいないらしく、
上着を脱いでネクタイを緩めただけの姿だった。


(7)
「本当に来るとはな。…まぁ来ない訳には行かねぇだろうが」
座間は薄く笑ってそう言うと、部屋に入るようアキラに促した。
部屋の中は綺麗に片付いていた。
この男のイメージからして、もっと雑然とした様子を想像していただけに、
整理された室内はとても意外な気がした。
「今な、面白いもん見てたんだよ」
ドア近くに佇んだままのアキラにテレビを指し示しながら言うと、
座間はくっくっと喉で笑った。嫌な笑いだった。
見ると、画面の中では無表情のアナウンサーが
淡々とニュースを伝えている。
アキラが訝しげな顔をしたのを見て取って、座間が
「これじゃないよ」とビデオのリモコンを手にする。
再生ボタンが押され、切り替った画面を見た瞬間―――。
「………っ!!」
アキラは思わず息をのんだ。
そこに映っていたのは、紛れもないアキラ自身だった。
涙で赤く充血した目、苦しげに歪んだ顔、その肌に張り付く髪と、
口元から零れ出る液体。
…忘れたくても忘れられない、屈辱の仕打ち。


(8)
「良く撮れているだろう?」
座間は青ざめたアキラを見て、いたぶるような口調で言う。
「…本当に撮っていたとは思わなかったか?」
アキラの心中を見透かしたような言葉だった。
アキラは画面から目をそらし、床に置かれた碁盤を見つめた。
そう、座間の言葉をそのまま信じていた訳ではなかった。
心のどこかで、あれはただの威しなのでは、と思っていた。
しかしこうして目の前で見せられてはその僅かな期待ももう持てない。
アキラは完全に逃げ道を失った。
画面の中では、アキラの口元で座間のものが淫猥な音を立てている。
静謐な室内にその音が響く。
『今日はこれで勘弁しといてやるか』
「今日はこんなもんじゃすまねぇぞ」
画面内の座間の声と、今の座間の声が重なる。
「突っ立ってないでこっちに来な」
言われて、アキラは青ざめた表情のまま
座間が座っているソファに近付いた。

先ほどの猫の事などは、頭の中から消えていた。


(9)
「ここで良いだろう?それともベッドへ行くか?」
目の前に来たアキラに、座間は揶揄するように言った。
「…どちらでも」
アキラは硬い声で短く答える。
「やっと口をきいたな」
座間が言う。
そういえばここへ来てからまだ一度も言葉を発していなかった。
…別に話す気もなかったけれど。
と、座間の手が動き、アキラの頬へと触れた。
一瞬、身を引きかけて、なんとか留まる。
少しかさついた中年の男の手の感触は、
幼い頃に優しく頭を撫でてくれた父のそれとは違い、
アキラにただ不快な気持ちしか与えなかった。
「綺麗な肌だな。…身体の方も期待してるぞ」
いやらしい笑みを含みながらの座間の言葉に、
アキラの嫌悪感は一気に膨れ上がる。
座間の手が胸元のボタンにかけられると、
「…自分で…っ」
アキラは咄嗟に右手で身体を庇った。
「………自分で、やります」
冷静でいようとしても、やはりその声は少し震えていた。
アキラは声と同様に強張る指先でボタンを外しにかかる。
何でもない風を装った表情を作る事に一応は成功していた。
しかしそんな様子は泣き顔よりも更に痛々しく見え、
座間の嗜虐心を煽った。


(10)
おぼつかないながら三つほど外したところで、
座間に腰を抱かれ引き寄せられた。
そのまま座間の膝の上に乗せられる形になる。
「細い腰だな」
耳元で言われ、かかる息に身を捩り逃れようとする。
が、座間はそれを許さず、開いた胸元に手を入れた。
「やっ…!」
途端に、それまで保っていた冷静な表情が崩れ、
アキラの顔が一瞬泣きそうに歪む。
覚悟はしてきたつもりだったが、実際事に及ぶと、
想像以上の恐怖がアキラを襲った。
「期待通りの肌だな…」
座間の手が、アキラの肌をまさぐる。
「本当に女みてぇな顔してるな、お前。ちゃんとついてんのか?」
下卑た笑いを浮かべ座間が言うと、アキラの顔にさっと朱が走った。
「可愛いねぇ。まるで処女だな」
他人にこんな風に肌を触られるのは、もちろん初めてだった。
アキラは硬く目を閉じ、出来るだけ何も考えないようにした。
TVの画面はビデオからニュースに切り替えられ、
気象予報士が不自然な程に明るい声で明日の天気を伝えていた。
『――地方は各地で晴れ間が広がり、――市では最高気温…』
何気ない平和な情報も、今のアキラにとっては
何の意味もない言葉の羅列に過ぎない。
感覚を殺し、ただひたすらにこの仕打ちの終わりを待つだけだった。



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