やりすぎ☆若゙キンマン〜ヒカルたん純情系〜 6 - 10


(6)
先走り始めたヒカルたんのそれに気づいた分身は、絶頂がそろそろ近いことを感じとり、
それの根元を握ってせきとめた。
「待って、ヒカルたん。一緒にいこう」
若゙キンマンとのキスを延々と楽しんでいるヒカルたんに、分身は耳元でささやくと、ぺロ
ッと耳を舐めた。
背筋がゾクッとするのを感じたヒカルたんは、早くそれを開放したくて仕方がなかった。
若゙キンマンらがイクのを待てないヒカルたんは、自ら腰を振ることで、それを早急に促そ
うとした。それを見た若゙キンマンと分身はアイコンタクトをして笑った。
「いきたいならもっと頑張らないと、ボク達はそう簡単にはいかないよ」
意地悪っぽく言われたヒカルたんは、泣きながら一心不乱に2人の上で踊った。
2人はその様を何もせずにじっと笑いながら観察した。だが信じられないくらい激しく求
めるヒカルたんの艶姿を前に、2人とも絶頂が近づくのに時間はかからなかった。
「いくよ、ヒカルたん」
若゙キンマンのその言葉を合図に、分身はヒカルたんのそれを開放した。
たまりにたまったそれを勢いよく放ったヒカルたんは、若゙キンマンの胸へ倒れこんだ。
それと同時に熱いものがいつもより多く体内へ流し込まれるのを感じたヒカルたんは、幸
せそうに目を閉じて気絶した。
「これで完了だな」
分身はそう言うと、ヒカルたんの中から自分のものを引き抜いた。
「ご苦労だった。これでまたヒカルたんの新たな一面を開拓することができたよ」
若゙キンマンは満足そうにそう言った。
「しかしキミも悪い人だよね。そんなにもヒーローを汚すのが楽しいのかい?」
無邪気に眠るヒカルたんの顔を見て、分身はクスクスと笑った。


(7)
「ヒーロー? 笑わせないでくれよ。こんなバカで無力な者にヒーローなんて大役が務ま
るわけないだろう。そもそもヒーローに仕立てたのもボクの策略だ」
若゙キンマンも自分のものを抜き取ると、ヒカルたんを無造作に横たえた。
分身はその姿をカメラにおさめる。
「確か条件は町で一番かわいくて、明るく元気で人を疑うことを知らない純粋な子だっけ。
驚いたよ。こんな非の打ち所のない子がこの町にいたなんてさ」
ヒカルたんにいろいろな体位をとらせていくうちに、分身は撮影に夢中になった。
「あ、見て。あんなにやりまくったのに、若くて元気だからかな。もう元に戻ってる」
分身は感激しながらヒカルたんの菊門を撮影した。
「いいね、すごくそそられるよ。こんなかわいい子が実はひどい淫乱だなんて。よくここ
まで教え込んだよね。だけど我ながら恐ろしいよ。嫌がって泣き叫んでいる子に無理やり
なんてさ。よっぽどの悪党でなきゃできやしない」
「何が言いたいんだ?」
若゙キンマンは分身を睨んだ。
「そのままの意味だけど、何か?」
分身はその様子を見て、クスクスと笑った。


(8)
「情に訴えて純粋な子を騙すなんて姑息なやり方、頭脳明晰で冷酷なキミならやって当然
なのかと思ってたけどね。けれど違った。さっきのキスシーンを見てやっとキミの本心を
理解したよ。でもまさかこんな低レベルの失敗を犯すとは思いもしなかったから、今でも
信じられないんだけどね」
「失敗? このボクが何を失敗したというんだ? それにおまえは何か勘違いしている。
まるでボクがこの者を好いているとでも言いたいみたいだな」
不遜げに言う若゙キンマンを見た分身は、ヒカルたんにわざとキスをしようとした。しかし
ものすごい形相で睨む若゙キンマンの殺気を確認するとやめた。
「キス一つでそんな顔をするなんてキミらしくないよ。まぁ仕方ないね。この子がキミに
恋するなんて全くの予定外だったし。どんなに酷いことしても、こんなにもまっすぐに愛
されちゃったら、キミが情に流されるのも無理ない」
「黙れ!!」
怒りをあらわにした若゙キンマンは、分身を消す呪文を唱える。
「怒らないでくれよ。言っておくが、ボクはキミの分身なんだ。今の言葉も皆、キミが心
のどこかで思っていることなんだから…」
そう言って嘲るように笑うと、分身は姿を消していった。カメラがコトンと地面に落ちる。
一人になった若゙キンマンは、眠っているヒカルたんを睨む。
若゙キンマンはヒカルたんに跨ると、首を絞めた。
「ボクがキミを好き? ふざけるな。今までずっと好きでいるフリをしてきたんだから」
若゙キンマンは自分に言い聞かせるようにそう言うと、手に力をこめた。けれどもすぐにや
めた。
そして混乱する頭を抱えながら若゙キンマンがとった行動は、スヤスヤと眠るヒカルたんに
愛しそうに口付けをすることだった。


(9)
「パトロールをサボってたわりに、ずいぶんと遅いご帰宅じゃねーか」
碁会所へ戻ると、入り口の前にトーマスが仁王立ちして待っていた。
ヒカルたんは思わず若゙キンマンの後ろに隠れる。
それを見たトーマスはさらに怒鳴り散らした。
「ヒカルたん! おまえ、いくら平和になったからってヒーローとしての仕事を怠ってい
いと思ってんのか」
若゙キンマンの後ろから引っ張り出そうとヒカルたんに手を伸ばした。しかしそれを若゙キ
ンマンが阻む。
「ボクのヒカルたんに、そんな汚らわしい手でさわらないでくれないか」
若゙キンマンはマントの中へヒカルたんを抱き寄せた。ヒカルたんは怯えた表情で抱きつく。
「け…汚らわしいだとー!」
トーマスは怒りでふるえた。マントの中にヒカルたんさえいなければ、殴りかかってもお
かしくないくらいの勢いだ。
しかし若゙キンマンはトーマスに目もくれず、腕の中のヒカルたんといちゃいちゃしだした。
存在を忘れ去られたトーマスは、二人の間を引き裂こうと飛びかかる。
ヒカルたんをお姫様抱っこした若゙キンマンは、宙に浮かんで難なくそれを避けた。
「すげ〜! さすが若゙キンマン」
ヒカルたんは拍手をして喜んだ。若゙キンマンはご褒美にとヒカルたんにキスをせがむ。
「もう、甘えん坊なんだから」
頬をふくらませながらそう言うと、トーマスの存在を忘れてヒカルたんはキスをした。
再び存在を忘れ去られたトーマスは、二人のキスシーンを愕然と眺める。
「いつまでも指をくわえて見るな、この負け犬! ヒカルたんはとても疲れているんだ。
そろそろそこをどいてもらおうか」
ジッと羨ましそうにこちらを見つめるトーマスに若゙キンマンは不遜げに言った。
「サボってたくせに、何で疲れんだよ!」
トーマスも負けじと反論する。すると若゙キンマンは口元をニヤリとさせて笑った。
「負け犬は負け犬らしく、無い頭使って必死に妄想でもしてろ」
そう言うとトーマスの頭上を飛び越えて、碁会所の中へ消えていった。


(10)
「若゙キンマンってさ、トーマスのこと嫌いじゃないだろ」
「何を言ってるんだ? キミに手を出そうとしてるあんな野蛮な輩をボクが好むわけない
だろう」
そう言う若゙キンマンをヒカルたんは見つめる。
「でもすごく楽しそうに見えるんだけどな。ホラ、オレ達って一緒にいる時いつもエッチ
なことしかしてねーじゃん。オレもトーマスみたいに若゙キンマンと何でも言い合える仲に
なりたいっていうか…」
「どうでもいいだろう、そんなこと。無駄なことに時間を費やすな」
若゙キンマンは冷たく言い放つと、ヒカルたんをおろした。
「ごめん。でもオレ、羨ましくて。オレも若゙キンマンともっと話がしたくて・・・」
怒らせてしまったと思い、ヒカルたんは俯いた。
まるで少女のように嘆く姿を見て、若゙キンマンはため息をついた。
「別に怒ったわけじゃない。あんな負け犬に嫉妬する暇があるなら、もっとボクのことを
見ろと言いたいんだ。ボクはこれでもキミを抱くのを我慢しているほうなんだよ。キミの
体を考えて控えているんだ。それなのにそんな余裕がキミにはあったとはね」
呆れたように言うと、若゙キンマンはヒカルたんに背を向けた。
「待って。ごめん、若゙キンマンの気持ち傷つけちゃって。本当、オレってバカだ…」
ヒカルたんは去ろうとするその背中に飛びついて謝った。
「そんなに悪いと思うのなら、今すぐにでも服を脱いでボクに奉仕をすべきではないか?」
ヒカルたんは戸惑った。ついさっき激しい行為を終えたばかりの体で、若゙キンマンを受け
入れることなど無理に等しかった。
若゙キンマンもそれを承知でわざと厳しい条件をつきつけた。



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