通過儀礼 自覚 6


(6)
加賀は無我夢中になってアキラの股間を撫で回した。自分より体の小さい年下の者をいじ
めるのは趣味ではないが、今はアキラをもっとなかせたくて仕方なかった。なぜアキラの
自由を奪ってでもしたいと思ったのかはわからない。だが確実にアキラのサイズの小さい
体と、そこから発せられているとは思えないほど甘く色っぽいあえぎ声、そして決して嫌
がっていない表情などが加賀を惑わせていた。
「か…加賀君。そろそろ、アンッ! …皆来ちゃうよ?」
快感だと自覚したアキラは先ほどの抵抗とは違い、まるで時間が過ぎるのが惜しいとでも
いうような口調で加賀に忠告する。
加賀は壁の時計を見た。あと30分もすればこの教室にはたくさんの生徒であふれる。残
された時間を冷静になって考えた。ここでやめなければ誰かに見つかってしまうだろう。
だがやめることができるほど加賀は満足していなかった。そしてアキラもまた満足しきれ
ていない瞳で加賀を見つめる。
加賀はアキラを抱き起こした。立たせた瞬間、下着の隙間から碁石がポロッと音を立てて
落ちる。アキラは碁石が落ちないように股間を握ると、加賀に手を引かれて教室をあとに
した。



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