悪代官−真夏の企み 6


(6)
「塔矢…これブカブカじゃんかあ…」
裾を踏みながら赤い浴衣を纏った進藤が現れる。
ちょ、ちょっと待ってくれ…やばい。予想以上に可愛い。白い肌と真っ赤の浴衣のコント
ラストが絶妙だ…!しかも風呂上がり特有の火照り具合が!ボクの心の中はすでにハアハアで
一杯になってしまった。今すぐにでも押し倒して進藤の身体に触れたい!ああ〜どうしよ
う!でもそんな事したら、お祭りに行ける訳ないし…仕方ない、理性を総動員して頑張ろう!
「進藤、裾は長くていいんだよ。それを上げて帯で結び付けるんだから」
「そ、そうなのか?」
「うん、端折るから平気。…さ、進藤、手を左右に開いて」
「う…うん」
顔を林檎みたいに赤く染め上げ、両手を開く進藤は蝶のように華麗だった。
ああ〜理性が理性が…
「塔矢?どうかした?」
ハッ!いけない、我慢だ我慢!えっとまずは浴衣の丈を合わせないと。
ボクは浴衣の襟を掴み、それを少しづつ上に上げた。わざと踝を露出させ、素早く中帯で
巻き付け固定する。すると進藤が慌てたようにボクの手をきゅっと掴んだ。



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