守って!イゴレンジャー 6


(6)
『The small eye in an upper right corner!』(※直訳キボン)
精霊アシワラーの呪文が天に吸い込まれた!
「何事?」
棋院ロボに一人乗り込んだ奈瀬に緊張の色が走る。
イゴレンジャーの男どもはといえば、只今ヒカルをヤる順番決めの真っ最中だった。
「ここは正々堂々とジャンケンで勝負しよう!」
最年長伊角のもっともな申し出に、和谷と越智が同時に首を振る。
「いや、いい」
「ブルー、お先にどうぞ」
「お前たち…オレが年上だからってそんなに気を遣わなくても…」
「いや、遣うよ。ブルー、早そうだもんな」
「そう。アッ、ウッで終わりそうだし。待たされない感じがする」
「…………」
「ってわけで、オレとイエローでジャンケンしようぜ!五番勝負な!」
「碁で勝負しても良いよ」
「バーカ、2時間3時間かかるんだぞ」
「2時間もかかんないよ。グリーン相手なら中押しで勝ってみせる」
「…ニャロオ」
「お前たち…オレは置いてきぼりか…」
伊角はとうとう膝を抱えて拗ね始めてしまった。
「──三馬鹿トリオめ…踏み潰してやろうかしら」
今ならば不幸な事故として扱われるかもしれない、と奈瀬が操縦桿を握り締めたその時、
空からまばゆい光が射し込み、無数の天使がラッパを吹きながら
わさわさと地上に降りて来た。
「来たよ〜」
「…来るな」
『フフフ…また会えて嬉しいよ、緒方君』
“主よ、人の望みの喜びよ”をBGMに、空から巨大な天使が舞い降りた!
「よく来た、キューティー・ザマー!!」
帝王アキラの声に、裸エプロン姿のキューティーは扇子片手に酒樽のような体を
くねらせて歓喜の雄叫びを上げた!
『その声たまらん…もっと苛めてくれ…』
「ヤだー、あんなのと闘ったら乙女の純潔が穢れる!!」
奈瀬ははやくも逃げ腰だ!
来週から深夜放送決定!!
応援よろしく!好手戦隊・イゴレンジャー!!



TOPページ先頭 表示数を保持: ■

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!