ルームサービス 6


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「・・・・」
生き物は声を我慢したが、広げられた手足の震えから、緊張する内股の
筋肉から、感じているのがばればれだ。
弱弱しく震える睫に絡まった涙。噛み締められた唇からかすかにもれる吐息。
何かを訴えようとして、開き、またとじる唇。
弾けるような欲望が沸くのを感じた。
さわりたい。
この生き物の体中を思う存分なめまわしたい。
「さわるな」
オカッパの声に我にかえった。知らないウチに手を伸ばしていたらしい。
「汚い手で進藤にさわるなよ、犬」
「なっ」
言葉も出ない俺の顔を見てオカッパは笑う。
「エサをちらつかされてのこのこやってくるのは犬だろう」
「な・・・に言ってるんだ、お前」
そもそも来いと言ったのはこのオカッパではなかったか。
「犬は犬らしく口を使え」
「は・・・あ?」
「コレを」
オカッパは進藤(生き物の名前らしい)の足の間にはまってる
・・・(いわゆるプラグってヤツだろう)を示した。
「くわえて抜けよ。奥にはエサがつまってるぜ」
「や・・・だや・・・だって塔・・矢」
生き物が哀願する、だが、オカッパが生き物の体に唇を落とし、
愛撫を始めたので、すぐに生き物の声はイミのない嬌声に変わる。
「あ・・あ・・や・・ぁあ・・・やぁ・・・・あ」
生き物が拘束された体を机の上でひねる。可愛らしい唇が震える。



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