性の目覚め・12才ヒカル 6 - 7


(6)
「なんか変…気持ちワリィ…」
両手で股間を押さえ、不安そうに口を尖らせてて佐為に訴える。両手の間からちらり、
とズボンの布が押し上げられているのが分かった。あまりにも幼い、あまりにも未熟な
ヒカルに愛おしさを感じる。
――ヒカル…
佐為はヒカルの元へと移動し、ズボンの下で小さいなりにも頑張って立ち上がっている
それにそっと手を乗せた。
「――っ、…ぅ」
ヒカルが眉をきゅっと寄せて息を詰める。
他人には、おふざけでしか触らせたことの無い所だ。それを佐為に撫でられ、しかも彼
の表情はふざけたものではなかったので――ヒカルは動揺した。
「…なに…?」
今まで、こんなに近くで佐為に見つめられたことは無い。端正なその顔と視線を間近に
感じ、ヒカルの顔はカッと熱くなった。
――いいんですよ、ヒカル
佐為はニッコリと微笑み、言い聞かせるように繰り返した。
――いいんですよ…
「…、あ、…」
――こんな風になったのは初めてですよね?
事情は未だによく飲み込めていないが、淫猥な雰囲気を感じ取ったヒカルは耳まで真っ
赤にしたままこくりと頷いた。
佐為の手はするすると撫でさするようにヒカルの上を蠢いている。
佐為は幽霊だ。ヒカルに触れるはずが無い。はずが無い――のに、実際に触れられてい
るように感じるのは何故だろうか。とんでもなく違和感を感じているのに、佐為の手を
払いのけることができない。身体が痺れたように動かない。ただ、股間を中心にじわじ
わと何かの感覚が支配しているようだ。
行き場の無い自分の手が、床のカーペットを毟るように動く。
「…ふ……っ、ぁ…」
…と、佐為は突然ヒカルに触れるのを止めた。
――ズボンを脱ぎなさい、ヒカル


(7)
「…え」
急に刺激が去ったことで頭の働いていなかったヒカルは、佐為の言葉を理解するのに多
少の時間を要した。
「えぇっ!?」
恥ずかしさが沸いてきたが、今まで四六時中一緒に同じ部屋で暮らしてきているのだ。
着替えなんて腐るほど見られているし、黒子がどこにあるか把握しているぐらいに裸だ
って見られている。今さら恥ずかしがる方がおかしいではないか。
ヒカルは言われるままにズボンと下着を脱ぎ捨てた。
上半身はしっかりトレーナーを着込んでいるが、下半身は白い靴下のみという格好で佐為
の正面に立つと、床に座っているさいのちょうど目線の高さにヒカルの陰部が晒された。
成長期が訪れていないヒカルのそこには、まだ毛は一本も生えていなかった。
覆い隠すものが何もないため、全てが露わになってしまっているのがかえって欲情を誘う。
そこは、ほんのりピンク色に色づいていたが、まだ他の部分の肌の色とそう大して変わら
ない色合いである。ぴん、と一人前に自己主張してはいるが、大きさはまだまだ子供のも
ので、亀頭部もひとりでに剥けるようになるには程遠い様相であった。
まだ幼いペニスの背後には、これもやっぱり幼い、すべらかな袋が下がっていた。
「さ…佐為ぃ…」
外気に晒されたそこに対する食い入るような視線を感じ、ヒカルは膝頭をもじもじと合わ
せて訴えかけた。
佐為はヒカルに微笑みかけると、再びそこに手を伸ばした。



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