ルームサービス 6 - 7
(6)
「・・・・」
生き物は声を我慢したが、広げられた手足の震えから、緊張する内股の
筋肉から、感じているのがばればれだ。
弱弱しく震える睫に絡まった涙。噛み締められた唇からかすかにもれる吐息。
何かを訴えようとして、開き、またとじる唇。
弾けるような欲望が沸くのを感じた。
さわりたい。
この生き物の体中を思う存分なめまわしたい。
「さわるな」
オカッパの声に我にかえった。知らないウチに手を伸ばしていたらしい。
「汚い手で進藤にさわるなよ、犬」
「なっ」
言葉も出ない俺の顔を見てオカッパは笑う。
「エサをちらつかされてのこのこやってくるのは犬だろう」
「な・・・に言ってるんだ、お前」
そもそも来いと言ったのはこのオカッパではなかったか。
「犬は犬らしく口を使え」
「は・・・あ?」
「コレを」
オカッパは進藤(生き物の名前らしい)の足の間にはまってる
・・・(いわゆるプラグってヤツだろう)を示した。
「くわえて抜けよ。奥にはエサがつまってるぜ」
「や・・・だや・・・だって塔・・矢」
生き物が哀願する、だが、オカッパが生き物の体に唇を落とし、
愛撫を始めたので、すぐに生き物の声はイミのない嬌声に変わる。
「あ・・あ・・や・・ぁあ・・・やぁ・・・・あ」
生き物が拘束された体を机の上でひねる。可愛らしい唇が震える。
(7)
睫に涙のからまった大きな瞳が一瞬俺をとらえ、そののちに伏せ
られる。
俺は生き物の足の間に膝をついた。
顔をよせると、間近に迫った生き物のもっとも恥ずかしい部分が、
ひくりとふるえた。恐らく俺の息がかかったのに反応したんだろう。
そう思うと下腹部をしめあげられるように感じた。
すいよせられるように、生き物の体から突き出したそれを口に含む。
顎をひく。
思いの他に強い抵抗があった。
「・・・・・・っつ・・・・」
生き物がくるしげに内股をひくつかせる。
入り込んでいる主部分は結構巨大らしい。冷たく太い物体を深
くくわえ込んでいる輪状の筋肉が、物体につられてもりあがる。
額に汗が浮いた。プラグをくわえている顎が痛い。だが、俺はさらに力
を込めた。
プラグの主部がゆっくりと現れ始める。太い。あまりの太さに内部の粘膜
がプラグにからみついて引きずり出されてくる。
信じられない光景だった。
紅潮しているとはいえ十分に白い生き物の内股の肌と、プラグの銀色と
痛々しく引き伸ばされてひくひくと震えるピンク色の濡れた内壁。
「あっ・・・は・・・あっ・・う」
断続的にあえぐ生き物の呼吸に連動してその三色もあわれなリズムを刻む。
信じられない光景だった。
気絶しそうなほど興奮した。自分の鼻息で視界がかすみそうだ。
|