失着点・龍界編 6 - 7


(6)
サングラスの男はそう言ってヒカルの顎を掴み、口元に自分のそれを
押し付けてきたのだった。

「おいおい、窒息させるなよ。」
ベッドの三谷の前方に居た男がヒカルに銜えさせている男に声をかけながら
手を伸ばし、力なく下がっている三谷のペニスをきつく握り締め上げる。
「う…んっ!」
ビクッと三谷が体を強張らせる。
「も…う…出ねえ…よ…」
ベッドの上には、何ケ所かの白濁のコロニーが出来ていた。三谷が強制的に
何度も頂点に到達させられ吐き出させられた跡だった。
男は三谷が手での刺激に対して反応が鈍くなっていたため、ベッドに乗って
三谷の前に近寄ると、舌で三谷の先端を愛撫し始めた。
「あ…っ!」
その刺激に対する三谷の反応の大きさは、三谷の中に埋めている男がよく
感じ取った。
「何だ、まだイケそうじゃないか、“子猫”ちゃん。よく締まるぜ。」
舌を使っていた男は根元まで口の中に収め口を絞るようにして動かし始めた。
「はああっ…ひっ…あっ…」
三谷の反応に合わせて後ろの男も三谷の狭道内を掻き回し始める。
「あ…ああっ…」
とっくに体力的な限界を通り越して殆ど何も感じられなくなっていたのが最も
奥深い箇所と敏感な箇所を同時に念入りに刺激されて再び三谷は階段を登ら
される。背後から男が三谷の乳首を左右同時に指先でくすぐった。


(7)
「やめっ…あっ!」
拷問のような快感に咽から喘ぎ声が断続的に漏れ、呼吸が早くなり急速に
上り詰める。
「よしよし“子猫”ちゃん、素敵な声に免じてこれで最後にしてやる。ただし
ちょっと長めにサービスしてもらうよ…。」
ビクンッと電流が走ったように三谷の体が震える。
「も……もうダメッ…」
ヒモを掴む三谷の両手がカタカタ震えて二人の男の間で身をよじらせ続ける。
「ふうっ…ぐ…っ」
ビクンッと三谷の上半身が仰け反り痙攣する。
だが男達の動きが止まる気配はない。
「…お願い…!おねが…もうやめて…やめて!!…!」
全身を震わせほとんど半狂乱になって三谷は哀願するが聞き入れて
もらえなかった。
「すげえな…いい締め付けだ…たまらねえ…」
男は三谷の中を満喫し続ける。嗚咽が混じった三谷の悲鳴が響き渡る。
「あっちは濃厚だな…、まあ、こいつの具合も悪くないが…」
そう言ってつられるようにヒカルの頭を押さえ口の中で男が激しく動き出す。
(三谷…!)
だがヒカルが少しでも気を逸らしかけると容赦なく腕を締め上げられた。
「お前は自分の作業に集中すればいいんだよ。」
ヒカルを押さえ込んでいる男がそわそわし、サングラスの男に許可されるうよ
うに目配せされると片手をヒカルの股間をジーパンの上から触り始めた。



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