ちっちゃいアキラにっき 6 - 8
(6)
おおくすがすたあとするじかんになったので、ボクとおがたくんは、おうまさんが
よくみえるごおるばんのまえのところにいきました。
おがたくんが、ボクをかたぐるましたら、うしろのおじさんが「みえねぇだろ!」と
おこったので、おがたくんはそのおじさんに「きさまはすっこんどれやゴルァ!」と
いいました。
おじさんは、がくがくぶるぶるしておこらなくなりました。
げえとのじゅんびがはじまったので、ボクはけいばしんぶんをまるめて、ぼうみたいにしました。
すたあとのあいずをするおじさんがのっただいがうえにあがって、ボクはまわりのひとたちと
いっしょに、まるめたけいばしんぶんをふりまわして「うおおぉぉぉっっっ!!!」といいました。
ふぁんふぁあれがなって、ボクはまわりのひとたちといっしょに、まるめたけいばしんぶんを
りずむにあわせてぱんぱんたたきました。
ふぁんふぁあれがなりおわって、ボクはまわりのひとたちといっしょに、まるめたけいばしんぶんを
ふりまわして「うわああぁぁぁっっっっっ!!!」といいました。
おがたくんは、かたまっていました。
げえとにおうまさんがはいって、いっせいにすたあとしました。
おうまさんがはしっているあいだ、ボクはずっとはぁはぁしていました。
いっぱいいっぱいはぁはぁしました。
せんとうのおうまさんが、だい4こおなあをまがって、さいごのちょくせんにはいったとき、
ボクはいきがくるしくなるくらいはぁはぁしました。
ボクは、はぁはぁしながら、まるめたけいばしんぶんで、おがたくんのあたまをぽかぽか
たたいて、「いけっ!そこだっ!!つっこめっ!!!」とさけびました。
(7)
ボクが1ちゃくになるとよそうした3ばんの「ちゃぺるこんさあと」は2ちゃくだったけれど、
1ちゃくになった10ばんの「すまいるとぅもろお」とのくみあわせをうまれんで200えん
かっていたから、ボクはあたりました。
ちゃくじゅんがけいじばんにでて、かくていするまで、ボクははぁはぁとどきどきで
しんぞうがとまりそうでした。
はいとうがでて、うまれん3-10は13590えんでした。
ボクは、まんばけんがだいすきだから、とってもとってもうれしかったです。
でも、おがたくんはあたまをおさえたまま、やっぱりかたまっていました。
おがたくんが、またおといれにいったので、ボクはそのあいだにばけんをはらいもどしました。
27180えんがきかいからじゃらじゃらとでてきたので、ボクはそれをかぞえてからぽけっとに
いれました。
こんなにはぁはぁできるけいばをおがたくんはなんでやらないんだろう?
よるのおんなのひとにはぁはぁしても、おかねはへるだけだけど、けいばは、はぁはぁできて、
あたるとおかねもふえるから、おがたくんもやればいいのになぁ?
ボクは、とてもふしぎにおもいました。
(8)
おうちにかえるくるまのなかで、ボクは、はぁはぁしすぎてつかれちゃったので、
ずっとおねんねしていました。
でも、おがたくんはねむくてもおねんねできないので、ずっとおうたをうたっていた
みたいでした。
おねんねしていたボクにも、ちょっときこえました。
おがたくんは、「きょうだいぶね」と「おやじのうみ」と「さけとなみだとおとことおとこ」と
「せくしゃるばいおれっとなんばあわん」をうたっていました。
ぜんぶ、おがたくんが、まえにからおけやさんでうたっていたきょくでした。
なんだか、おがたくんは、うたいながらないていたみたいでした。
やっとおうちについて、おがたくんとのおでかけはおわりました。
おがたくんは、ふらふらしながらまたくるまにのって、おがたくんのおうちにかえっていきました。
でも、またおがたくんといっしょに、おんせんとけいばじょうにいきたいです。
そのときは、おがたくんに、けいばのかちかたをおしえてあげようかなぁとおもいます。
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